2009-07-27から1日間の記事一覧

幼なじみ「約束、守れよ」川口青陵・田中主将 vs 浦和実・植木投手

主将とエース。幼なじみの2人が、互いのチームを率いてぶつかり合った。 1回表1死。川口青陵の田中優主将(3年)が打席に入ると、浦和実の植木龍之介投手(同)が外野に向かって両手を挙げ、前進守備を指示した。「絶対に出塁する」。田中選手はセーフテ…

大黒柱の不調響く 涙のサブマリン 浦和実

2年連続の4強入りを目指した浦和実は川口青陵の前に、なすすべなく敗れた。右肩を痛めていたエース植木が五回で降板。大黒柱の不調はチームに波及し、最後まで歯車はかみ合わなかった。「無念です」。辻川監督はその言葉を何度も繰り返した。 4回戦から右…

借り返し勝利宣言 川口青陵の野川投手

試合後のダッグアウト裏。汗が玉粒のように次々と額に浮かんだ。「次もあるので、飛ばしすぎずに7割ぐらいの力で投げた。一戦必勝で甲子園に出場して、全国制覇を狙いたい」。一言一言、言葉を選ぶようにして試合を振り返った。 心の中は燃えていても、頭は…

響いた単調な攻撃 中村投手、秘めた悔しさはプロの舞台で 春日部共栄

九回2死一、二塁、スコアは1−2。一打出れば同点の場面で、8番阿部の力ない飛球は、一塁手のミットに静かに吸い込まれた。勝利に沸く三塁側とは対照的に、うつむいて整列するナイン。大会ナンバーワン右腕の中村を擁する春日部共栄の夏が終わった。 大黒…

決め球狙い雪辱 140キロマシン特打が実る 埼玉栄

「打倒・共栄」「打倒・エース中村」。埼玉栄のナインは最初から闘志むき出し。「とにかく攻撃的に行った」と主将の林。中村の直球に的を絞り、打ち、しぶとく4強入りを果たした。 昨年の県大会準々決勝でも顔を合わせ、4−6で惜敗した。その後、関東ナン…

川口青陵、埼玉栄が4強 高校野球埼玉大会第13日

(26日・県営大宮) 第13日は、準々決勝残り2試合が行われ、4強が出そろった。昨秋の関東大会8強の川口青陵は浦和実に4−0で快勝。1998年の創部以来初のベスト4入りを果たした。埼玉栄は春日部共栄を2−1で制して4年ぶり6度目の準決勝に進ん…