2011-02-01から1ヶ月間の記事一覧

がんばれ浦学:喜多山製菓の片岡さん、野球部仕事の励み

さいたま市西区の製菓会社「喜多山製菓」は、浦和学院野球部の飛躍とともに成長してきた。社長の片岡誠一さん(47)は同高同窓会会長で野球部のOB。野球部で教えられた「努力」「感謝」を胸に事業を拡大してきたといい、「大舞台で日ごろの成果を存分に…

浦和学院だより:きょうから静岡遠征「違う環境に慣れたい」

チームは23日、午後2時から同校グラウンドで約5時間の練習を行った。ウォームアップの後、前日と同じように投内連係を入念に繰り返した。アウトカウントと走者ごとに実戦を想定し、投手中心の守りをつくり上げることに時間を割いた。 その後はシートノッ…

浦和学院だより:連係中心に5時間半 開幕まで1カ月

チームは22日、午後2時から同校グラウンドで練習を行った。 キャッチボール、トスバッティングなどウォームアップの後、投内連係、シートノックをした。投内連係では3カ所に打席をつくり、バントの守備隊形を確認していた。 その後、野手陣はフリー打撃…

浦和学院だより:個々の課題入念に 3週間ぶりに個人練習

24日から静岡遠征を控えるチームは21日、全体練習を行わず午後4時から約1時間30分ほど選手各自で調整した。 毎週月曜日は基本的に個人練習となっている。先々週は合気道のトレーニングをこなし、先週は2年生が修学旅行の間、1年生は全体練習をして…

がんばれ浦学:’11センバツ 「ファミリーで応援」を確認

浦和学院の甲子園での応援態勢を話し合う意見交換会が19日、同校であり、保護者の会、野球部父母会、同窓会など25人が集まった。大会を盛り上げるための応援グッズを増やす方針などが示された。 同校では3年程前、小沢友紀雄校長が「頑張る仲間をみんな…

立教新座高野球部、五輪銀のOB・高林氏が監督に就任

立教新座高(新座市、渡辺憲司校長)の野球部監督に、同校OBでアトランタ五輪銀メダリストの高林孝行さん(43)が就任した。後輩たちを率い、自身が出場した85年以来の甲子園を目指す。 高林さんは、東京・神田神保町で仏教書専門の古書店「東陽堂書店…

浦和学院だより:「夢、感動与えたい」選抜旗授与、奮闘誓う

ナインは19日、午前9時から同校体育館で行われた選抜旗授与式に出席した。家庭学習期間の3年生と修学旅行中の2年生を除き、参加した1年生約900人の前で選抜大会での奮闘を誓い、甲子園のスタンドでの応援をお願いした。 式ではまず小沢友紀雄校長が…

がんばれ浦学:演奏しながら軽快にサンバ 応援の定番曲

太鼓や南米の金属打楽器で軽快なリズムを刻む「浦学サンバ」は、浦和学院を応援する定番曲だ。1番から5番まであるサンバは約20年前から同校で演奏され、甲子園のスタンドで親しまれてきた。 同校吹奏楽部の応援リーダーとして昨夏の埼玉大会からサンバの…

浦和学院だより:全体練習を再開 室内ティー打撃で調整

開幕まで5週間を切ったチームは18日、同校グラウンドで軽めの練習を行った。朝方まで降った雨の影響でグラウンド状態が悪く、ウオーミングアップだけ外で行い、室内で打撃練習と体力トレーニングに費やした。 2年生は8日間、修学旅行でオーストラリアに…

がんばれ浦学:OB松本さん「一人一人に役割が」

野球用具販売店「ベースマン大宮支店」(さいたま市大宮区)でグラブ修理などを手掛けているのは、浦和学院野球部OBの松本将大さん(30)だ。8強入りした98年のセンバツでは俊足を生かし、代走などで活躍した。 当時は120人と大所帯のチーム。代打…

がんばれ浦学:’11センバツ 元主将、縁の下で力

浦和学院の事務部長兼企画部長、車谷(くるまたに)裕通(ひろゆき)さん(48)は、同校野球部発足の78年から3年間、初代主将を務めたOBだ。「弱小チームが全国に通用する野球部によく成長した。感無量です」と6年ぶりのセンバツ出場を喜ぶ。 発足当…

がんばれ浦学:「悔い残さないで」 後輩見守る元マネジャー

浦和学院野球部を度々訪れるのは、元マネジャーの星真理子さん(32)。昨秋の全日本クラブ野球選手権大会で優勝した所沢グリーンベースボールクラブ(所沢市)唯一の女性マネジャーでもある。 93年の入学当時、前年に初出場したセンバツでベスト4に入っ…

がんばれ浦学:’11センバツ 恩師の思い継ぐ森監督

浦和学院の校門のそばには白鷺が羽を広げた石碑がある。「栄光の碑」と呼ばれ、1986年夏に甲子園でベスト4になったことなどを記念して作られた。裏には、野球部3代目監督の故野本喜一郎氏の顔が刻まれている。野本氏は、上尾高校監督などを経て84年…

いま輝いて:第83回センバツ(6)佐藤拓也投手(浦学・1年)

◇「エースで1番」不動 かつて「エースで4番」は、高校野球の定番だった。投打の役割分担が進む前のことだが、そんな時代でも「エースで1番」は、まずお目にかかれなかった。1番は打席が多く回り塁に出ることも増える。そこに投手を入れるには相当な決断…

がんばれ浦学:心込めて食事準備 マネジャー4人が交代で

浦和学院の野球部食堂には毎日午後3時半ごろ、4人のマネジャーが交代で姿を見せる。寮生などを除く20人分以上の夕飯のおかずの盛り付けや、配膳を手伝う。 12日は、1年生の杉田紗香さんと新城佳奈さんが、手羽元のからあげ、トマトやブロッコリーの入…

がんばれ浦学:ソングリーダー部、華麗な舞と掛け声で応援

浦和学院のスローガン「頑張る仲間をみんなで応援」を先頭で引っ張るのは、ソングリーダー部「スプラッシュ」の30人だ。 明るくて団結力のあるメンバーは、毎日約3時間の練習で掛け声と踊りを磨き上げ、校内で活躍する運動部の大会には必ず応援に駆けつけ…

がんばれ浦学:吹奏楽部、オリジナル曲で勝利の後押しを

浦和学院野球部が試合をする際には、吹奏楽部の1、2年生65人の部員のうち毎回30人ほどがスタンドに駆けつける。同部の応援リーダーとして指揮などを担当する牧野貴倫子(きりこ)さん(2年)は「野球部が勝ち進めるよう仲間と団結してスタンドを盛り…

がんばれ浦学:’11センバツ 陰で支えるマネジャー

浦和学院のグラウンド脇の水道で、選手たちが着けるひじあてなどを手洗いしていたのは、2年生マネジャーの間瀬(ませ)紗也香さんと徳山遥加さん。寒風にさらされながら、冷水で汚れを落とす2人の手は真っ赤。しかし、間瀬さんは「きれいになるのはうれし…

がんばれ浦学:足袋はいて守備練習 地面蹴る感覚鍛える

浦和学院野球部のナインらは練習中、足袋をはいてノックなどの守備練習を行う。渡辺健一郎選手(1年)の足袋のつま先は穴があき、練習が終わるころには足は泥だらけになる。渡辺選手は「滑りやすいが、踏ん張ることで足裏の感覚が鍛えられる」と胸を張る。 …

がんばれ浦学:「綱登り」練習でナイン腕力鍛え

「頑張れ」。体育館に励ます声が響く。浦和学院ナインの腕の力を鍛えるための日課となっている練習「綱登り」だ。 数人でチームをつくり、1人が7メートルほどの綱を登る間、仲間が下で支える。歯を食いしばり、早い人は1分以内で登り降りする。ノルマは5…

がんばれ浦学:’11センバツ 朝練で汗流す

浦和学院ナインの一日は、午前7時からの朝練習から始まる。 まずはグラウンドとサブグラウンドを合わせた1周約700メートルを、3分ペースで8周走る。吐く息は白く、ナインは真っ赤な顔でひたすら前へ足を進める。「ラスト1周だ、頑張れ」。内田匡彦コ…

がんばれ浦学:’11センバツ 2カ月ぶり、ノック練習

浦和学院のグラウンドで、約2カ月ぶりのノック練習が行われている。昨年12月から今年1月にかけて、下半身強化を目的に腰にロープでタイヤをつけたままでノックを受けてきたが、2月以降はタイヤを外して通常のノック練習に戻し、送球動作やボールさばき…

がんばれ浦学:’11センバツ 週末にファン「選手から力」

浦和学院(さいたま市緑区代山)のグラウンドは週末を中心に、甲子園に臨む選手を見ようとたくさんの「浦学ファン」が集まる。その一人、八潮市に住む会社役員、西山繁さん(64)は、15年前に息子が同校野球部に入部したのをきっかけに訪れ、最近では毎…

がんばれ浦学:少年軟式野球の小学生34人応援

浦和学院のグラウンドに、少年軟式野球「大宮アローズ」の小学1〜6年生34人が応援に訪れた。同校の緑川皐太朗選手(1年)はアローズのOB。アローズの関根道雄監督(62)は「相手の心に届くあいさつができるようになり成長を感じました」と、かつて…

森ウラガク20年目の挑戦(番外)

◇指揮官の変化 一歩引き責任感生む 選抜出場校の発表を間近に控えた1月下旬、森監督はバックネット裏で選手が練習する様子を見ていた。あまりグラウンドに出ず、現場の指導を中村コーチらに委ねる。「一歩引いて選手やコーチに任せる。任せることで責任感も…

がんばれ浦学:「目指せ、全国制覇」 JR大宮駅に横断幕

JR大宮駅の構内に「浦和学院高等学校 目指せ 全国制覇!!」の横断幕(横5メートル、縦80センチ)が飾られている。浦和学院の生徒の多くが通学に同駅を利用していることから、センバツ出場決定後に同駅が掲げた。 中本国勝駅長は「全力で戦い優勝旗を持…

森ウラガク20年目の挑戦(5)

◇陰で支えた3年生 応援が後輩の活力に 優勝した昨秋の県大会の決勝終了後、集まった報道陣に森監督から切り出した。「3年生37人全員が応援に来てくれた。その力がエネルギーになった。ありがとうと言いたい」。 引退した3年生は県大会から関東大会まで…

がんばれ浦学:「甲子園で校歌を」3年生2人、後輩激励

◇退寮前に後輩激励 センバツ出場を決めた浦和学院のグラウンドに、2人の3年生が退寮を前にあいさつに訪れた。前主将の星稜太君(18)と、投手として活躍した阿部良亮君(18)。後輩たちのノック練習に交じり「最後のボール」を受けた後、大舞台に挑む…

森ウラガク20年目の挑戦(4)

◇欠かせない心身ケア チーム強化へ直結 試合に勝つために速い球を投げ、強い打球を打てるようになることは重要だが、そのためにはそれに耐え得る強靱(きょうじん)な体をつくると同時に、入念なケアをしなければならない。選手が最高のパフォーマンスを発揮…

「ありがとう」を一球に:浦学/下 全国制覇で恩返し

「あと5分」。中村要コーチ(37)から声がかかる。グラウンド脇にある食堂での夕飯。この後待っている室内トレーニングまでに全部食べきらなければならない。 選手らの1日の目標摂取カロリーは約6000キロ。野球選手としてバランスのとれた体形を目標…