2012-03-01から1ヶ月間の記事一覧
第84回選抜高校野球大会第9日は30日、兵庫県西宮市の甲子園球場で準々決勝2試合を行い、浦和学院は大阪桐蔭に2−3で逆転負けし、20年ぶりのベスト4はならなかった。 浦和学院・佐藤、大阪桐蔭・藤浪の両エース右腕を温存して始まった試合は、序盤…
投手を懸命にリードする長男をスタンドから見つめた。メガホンを握りしめ、「落ち着いて、お父さんがついているよ」と祈った。 林崎選手が甲子園を目指したのは、昨年1月に交通事故で亡くなった夫の和重さん(当時37歳)の一言がきっかけだった。 野球少…
一回裏1死一、三塁の好機で打席が回ってきた。「やるだけのことはやってきた」。心の中で唱え、初球から迷わず振った打球は二遊間を破った。 昨秋から4番を任された。全国から地区優勝校が集まる神宮大会で愛工大名電(愛知)に敗れてからは、弱音は吐かな…
◇後輩20人、目輝かせ 一塁側アルプススタンドに、緑川皐太朗内野手と木暮騎士内野手の出身少年野球チーム「大宮アローズ」(さいたま市北区)の小学生20人が駆けつけた。緑川選手と木暮選手を指導した関根道雄監督(62)は「2人とも小学生の時のプレ…
第84回選抜高校野球大会で10年ぶりにベスト8に進出した浦和学院は30日、兵庫県西宮市の甲子園球場での準々決勝第1試合で20年ぶりの4強入りを懸け、大阪桐蔭と対戦する(11時)。チームは前日の29日、同県尼崎市内で約4時間、最終調整した。 …
2回戦で三重に完封勝ちし、10年ぶりに8強入りしたチームは一夜明けた28日、兵庫県西宮市などで約4時間の練習を実施した。森監督は「勝った喜びに浸るよりも、これからが勝負」と気を引き締め、三重を3安打完封したエース佐藤も、「切り替えて、大阪…
第84回選抜高校野球大会に出場している浦和学院の選手たちは、2回戦の勝利から一夜明けた28日、兵庫県伊丹市の宿舎付近を散歩した後、次の準々決勝の大阪桐蔭(大阪)戦に向けて練習した。 選手たちは、普段より約1時間遅い午前7時から宿舎周辺を散歩…
0−0の五回裏、先頭打者に右前安打を許し無死一塁の場面で、続く打者のバントミスを見逃さず、前方にはねたボールをつかむと二塁に向かって矢のように投げた。「常に走者を意識しろ。すきあらば投げろ」。昨年1月に事故で亡くした父和重さん(当時37歳)…
第84回選抜高校野球大会第6日は27日、兵庫県西宮市の甲子園球場で1、2回戦3試合を行い、浦和学院は2回戦で三重に2−0で競り勝ち、2002年以来、10年ぶりの8強進出を果たした。この勝利で甲子園春夏通算20勝に到達。大会第9日の30日、第…
第84回選抜高校野球大会に出場している浦和学院は26日、兵庫県伊丹市の伊丹スポーツセンターなどで約5時間練習に取り組んだ。浦和学院は27日の第2試合(午前11時半開始予定)で、ベスト8入りをかけて三重(三重)と対戦する。 この日は午前11時…
第84回選抜高校野球大会で初戦を突破した浦和学院は27日、兵庫県西宮市の甲子園球場での第2試合で、10年ぶりの8強入りを懸け、三重と2回戦を争う(11時30分)。チームは前日の26日、同県伊丹市内などで最終調整した。 開幕日の21日の1回戦…
27日の2回戦で、ベスト8入りを懸けて三重と対戦するチームは25日、兵庫県西宮市の津門中央公園野球場などで約4時間30分、調整した。2日後に控えた試合へ向け緊張感が高まってきた。 午前は雨天練習場を借りて、打ち込みを重点的にこなした。午後は…
第84回選抜高校野球大会に出場している浦和学院は、朝の散歩時間に、兵庫県伊丹市の宿舎周辺でのゴミ拾いを日課としている。 25日も午前6時から活動し、森戸佑樹内野手(3年)は「お世話になってるので。朝から掃除して気分がいい」。 甲子園に出場し…
「来年の夏、甲子園で仲間と再会し対戦するのが夢です」。そう涙ながらに話すのは、家庭の事情で4月から宮崎県延岡市の高校に転校する浦和学院の左腕長井滉次(新2年)。三重との2回戦を前にして26日に宮崎へ旅立つ。応援に行けない名残惜しさを胸にし…
チームは24日、大阪市の南港中央公園野球場などで約5時間、汗を流した。時折雨がぱらつく中、ノック、シート打撃を行い、その後室内練習場に移って打ち込んだ。 シート打撃では山口、伊藤、野村の3投手が控え野手を相手に登板。レギュラー組がバックを守…
◇はばたけ浦学:勝利へサポート、渡辺健一郎選手「諦めちゃだめだよ」亡き母の言葉、胸に 第84回選抜高校野球大会に出場している浦和学院には、ベンチ入りする18人の登録メンバーとは別に7人の選手がチームに帯同し、打撃投手などを務めている。その一…
大会第3日が雨天中止となり、浦和学院の2回戦、三重戦は27日に順延となった。チームは23日、兵庫県西宮市内の室内練習場で軽めの調整をした。 野手はマシンで打ち込んだほか、ノックなどで体を動かした。投手陣は5人全員がブルペン入り。前日はノース…
1回戦で敦賀気比(福井)を下し、甲子園で8年ぶりの白星から一夜明けたチームは22日、兵庫県西宮市内で約3時間、室内での打ち込みを中心とした調整を行った。 ナインは久しぶりの勝利にも浮かれることはなく、いつもどおり練習に取り組んだ。完投したエ…
第84回選抜高校野球大会に出場している浦和学院の選手は、甲子園での勝利から一夜明けた22日、2回戦へと気持ちを切り替え、練習に励んだ。 正午すぎ、兵庫県西宮市のバッティングセンターに姿を見せた選手たちは、約3時間マシンを相手に汗を流した。木…
一回裏、林崎龍也捕手(三年)が胸で止めた佐藤投手のワンバウンドボールが、ホームベース手前に転がった。相手の一塁走者が盗塁を試みたが、冷静に捕球した林崎捕手の鋭い送球でタッチアウト。序盤に制球に苦しんだ佐藤投手は「楽になった」と振り返る。 「…
第84回選抜高校野球大会は21日、兵庫県西宮市の甲子園球場で開幕。第2試合に登場した2年連続8度目出場の浦和学院は、敦賀気比(福井)に10−2で快勝し、1回戦を突破した。5大会連続初戦敗退が続いていた同校の甲子園での勝利は2004年夏以来、…
◇体力磨き続けベンチに−−西岡伸朗(のぶあき)外野手(3年) 野球を始めた小学3年から浦学に入学するまで、父に自転車で伴走してもらい毎朝10キロ走った。体力はチーム一、強肩・強打・俊足と高い身体能力を誇る。 昨秋、全国制覇を目指した神宮大会で敗…
第84回選抜高校野球大会は21日、甲子園球場で32校が参加して開幕する。昨秋の関東大会優勝の浦和学院は第2試合で北信越大会を制した敦賀気比(福井)と対戦する。 開幕カードは2年ぶり出場の三重と初出場の鳥取城北。第3試合は193センチの大谷翔…
◇的確な判断と走塁指示−−吉川智也内野手(3年) 田中昌彦コーチが「冬の練習で1番うまくなった」と守備の堅さに太鼓判を押す。グラブの角度は地面に対して常に90度。どんな鋭い打球も吸い込まれていくようだ。 昨春、練習中に硬球が頭に直撃し1カ月入院…
第84回選抜高校野球大会は32校が参加し、21日から兵庫県西宮市の甲子園球場で12日間の熱戦がスタートする。 浦和学院は初日第2試合で敦賀気比(福井)と対戦する。 20日は同球場で午前10時から開会式のリハーサルを行う。東日本大震災を受け、…
◇「母に恩返し」誓う右腕−−伊藤祐貴投手(2年) 森士監督に「最後の隠し球」と期待をかけられる185センチ右腕。連覇のかかる関東大会決勝が公式戦初登板・初先発となり、2回3分の2を無失点に抑え結果を出した。 広島市出身で、小学4年から母さとみさ…
21日に開幕する第84回選抜高校野球大会出場校による甲子園練習が17日、甲子園球場で始まった。雨のため球場内の室内練習場で行われ、東日本大震災の被災地県から出場の花巻東(岩手)聖光学院(福島)や、愛工大名電(愛知)、21世紀枠の女満別(北…
◇日本一へ力で三振奪う−−山口瑠偉(るい)投手(1年) 林崎龍也捕手が「マウンド度胸は抜群」と太鼓判を押す。昨秋は6人の投手の継投で勝ってきたが、その中でも県大会決勝(花咲徳栄戦)と関東大会1回戦(東海大相模戦)で完投勝利し、センバツ出場に貢…
◇「初戦突破」先輩と約束−−笹川晃平外野手(2年) 昨夏の県大会。優勝した花咲徳栄との準決勝戦で最後のバッターとなった。泣きじゃくっていると「新チームは託したぞ」と、3年生から声をかけられた。練習に妥協がなくなったのはそれからだ。 秋は4番を任…
JR浦和駅改札口に「祝『浦和学院高等学校』 甲子園出場おめでとう」と書かれた横断幕(横5メートル、縦70センチ)が掲げられている。宮崎薫駅長(56)が、さいたま市緑区代山にある同校を応援しようと決めた。宮崎駅長は「何が何でも初戦突破してほし…