2011-01-01から1ヶ月間の記事一覧

「ありがとう」を一球に:浦学/中 「勝ちたい」思い再確認

「1年生エース、力尽く」 佐藤拓也投手の寮の部屋に、昨年11月17日付の新聞記事が張ってある。全国10地区の優勝校が集まった昨秋の神宮大会準決勝で、日大三(東京)に2−5で敗れた翌日、自ら張った。「ゲッツー(併殺)取って、ほっとした直後にホ…

森ウラガク20年目の挑戦(2)

◇フルスイング打線 意識徹底し強打開花 「おい、左膝が割れるのが早いぞ」 「引っ張るな。基本はセンター返しだよ」 「よーっしゃ、今のはいい打球だ」 フリー打撃の間、バッティングケージの後ろから大きな声がグラウンドに響く。声の主は昨年2月から主に…

「ありがとう」を一球に:浦学/上 猛暑の連戦で絆強く

「やっていこうぜ」。外野に横一列に並んだ選手たちが、大声を上げ、一斉に走り始めた。90メートルダッシュを16本。昨秋の神宮大会・準決勝で日大三高(東京)に3点差で敗れたため、通常走る10本に、点差の倍にあたる6本を追加した。負けた悔しさを…

森ウラガク20年目の挑戦(1)

◇不可能を可能に 不安はねのけ驚異の成長 浦和学院が2008年の夏以来、約2年半遠ざかった聖地にようやく戻ってくる。春は6年ぶり7度目、春夏通算17度目の甲子園出場は、くしくも森士(おさむ)監督の就任20年目の節目と重なった。昨秋は県大会を2…

第83回センバツ:21世紀枠の県推薦校・慶応志木を表彰

今年のセンバツの「21世紀枠」県推薦校に選ばれた慶応志木高校(志木市)の表彰式が28日、さいたま市大宮区の市民会館おおみやであった。 昨秋の県大会でベスト8の成績を残した慶応志木は、「練習ハ不可能ヲ可能ニス」をモットーに、学業と部活動の両立…

浦学、6年ぶり7度目の選抜出場 校歌響かせ頂点に

第83回選抜高校野球大会(3月23日から12日間・甲子園)の出場32校を決める選考委員会が28日、大阪市北区の毎日新聞大阪本社で行われ、埼玉から浦和学院が6年ぶり7度目の出場を決めた。 浦和学院は昨秋の県大会決勝で春日部共栄を破り、2連覇を…

「目標は優勝」浦和学院が6年ぶり7回目の出場決定

第83回選抜高校野球大会の出場校が決定した28日、関東地区代表として埼玉県から浦和学院高校(さいたま市緑区)が選ばれた。同校のセンバツ出場は平成17年以来6年ぶり7回目で、甲子園出場は春夏合わせて17回目となる。 野球部員らに出場決定を伝え…

2011プロ野球 埼玉の新人選手(下)鶴岡賢二郎捕手

伝説の決勝戦の主役だった。2005年7月29日。夏の甲子園出場を懸けた春日部共栄と埼玉栄との埼玉大会決勝は、壮絶な戦いとなった。九回2死満塁。追う点差は3。これ以上ない場面で、主将で4番の大黒柱は起死回生の同点三塁打を放った。チームは逆転…

2011プロ野球 埼玉の新人選手(中)武藤祐太投手

坂戸市で生まれ、毛呂山町で育った生粋の埼玉っ子が最高峰の舞台に飛び込んだ。「未知の世界だが、今はとてもわくわくしている」。何とも頼もしいコメントだ。 高校時代から右腕は、威力のある直球で県内にその名をとどろかせた。2007年夏、初のシード権…

2011プロ野球 埼玉の新人選手(上)南貴樹投手

プロ野球の12球団は2月1日、一斉にキャンプインする。日本ハムに入団した斎藤佑樹投手に大きな注目が集まる中、県内高校出身のルーキーたちも負けじと体づくりに励んでいる。観客の声援がこだまするスタジアムで、スポットライトを一身に浴びる日を夢見…