2010-07-23から1日間の記事一覧

亡き母の思い背負って 本田敦也投手(富士見3年)

「家族で甲子園に行く」。昨年八月に母・治子さん=享年(48)=を亡くした富士見・本田敦也投手(三年)の夢はかなわないまま、最後の夏が終わった。 本田投手は小学生の時に、兄・大貴さん(19)の後を追うように野球を始めた。2人で「お母さんを甲子…

スライダーを武器に 西武台3年・市川達也投手

西武台3年の市川達也投手が昌平打線を相手に完投勝利。決め球のスライダーが光った。 5点のリードをもらって迎えた五回裏。昌平打線が、市川投手の直球にタイミングを合わせはじめた。2死二塁で、小泉健二塁手が直球をセンター前に運んで1点を返された。…

裏方に徹しチーム支え 富士見3年・中村貴裕君

足でボールをうまく扱えずサッカーは苦手。体が硬く器械体操も苦手。走るのはもっと苦手。野球を始めた小学4年のころから「やせろ」「筋肉つけて体つくれ」と言われ続けた。父和久さん(45)は「小学生のころはよく半べそをかいていた」と思い返す。 高校…

完投目前降板も監督期待の好投 川越東・猪岡投手

完投目前、川越東の先発猪岡悟(3年)はあとアウト一つの場面で苦しんだ=写真。9回裏2死一、二塁。低めの直球がさえ、初回から全力でとばしてきたが、猛暑の影響でへばっていた。直球の球威も落ちている。「早く終わらせよう」。投げ急いだ球は高めに浮…

川越東、12年ぶり8強 全国高校野球埼玉大会

(22日・県営大宮ほか) 第11日は2球場で5回戦4試合が行われ、Bシード川越東が早大本庄を6−3で破り、12年ぶりのベスト8入り。西武台はシードの昌平を8−3で下し、9年ぶりの準々決勝に進出した。 川越東は一回に高梨の2点二塁打などで3点を…