2010-07-20から1日間の記事一覧

最前列で仲間鼓舞 和田洸太郎投手(松山3年)

「食らい付いていけ!」。大会直前に脊髄(せきずい)損傷が分かり、ベンチで控えた松山の背番号11、和田洸太郎投手(三年)は、最後まで仲間に声援を送った。 「継投が基本」(滝島達也監督)という新チームで、投手陣の一角を期待された。同学年の永野和…

難病おしてノッカー務め 越ヶ谷3年・小林直紘君

2年生だった昨夏は、中堅手として活躍した県営大宮球場。今大会は試合前の7分間、外野にノックを打つノッカーを務めた。「選手として出たかったけど、みんなが最高のプレーをしてくれた。悔いはありません」と笑顔で語った。 安定した守備を買われ、1年秋…

マウンド立てぬ悔しさ 浦和北3年・勝谷優詞主将

「最後に投げたかった」。球場の外でうずくまり、真っ黒になった手でコンクリートの床を何度もたたいた。 2年生で背番号「1」を付け、エースとして昨秋、地区大会を勝ち抜き、今春は県大会の16強入りした。しかし両大会とも四死球から崩れ、浦和学院に敗…

「自信のある直球で」 大宮東・古谷投手、勝負貫く

(春日部共栄4―3大宮東) 3―3で迎えた9回表。大宮東の先発、古谷敦裕(3年)は「負けたくない」と気持ちが高まっていた。指に力が入りすぎ球がひっかかった。先頭打者に死球、犠打と単打で1死一、三塁。 一塁側の応援席を眺めながら腕を大きく広げ、…

春日部共栄、競り勝つ 全国高校野球埼玉大会

(19日・県営大宮ほか) 第9日は3球場で4回戦の8試合が行われ、春日部共栄が九回に勝ち越し、大宮東に4−3で競り勝った。 南稜は伊奈学園に9−4で逆転勝ちし16年ぶりの16強入り。西武台はDシード浦和北の追撃をしのいで6−5で勝った。Bシード…