2010-07-19から1日間の記事一覧

最後の夏 大きな財産 蓮田松韻2年 渡部一樹選手

「試合終了!」。あふれる涙を帽子を目深にかぶって隠した。まだ2年生だが、これが最後の夏。ラストゲームは3打数無安打だった。「ちょっと悔いが残る」 定時制高校の軟式野球部員だった。物足りなさを感じていた時、熱血指導で聞こえる内迫博紀監督の名を…

飛躍誓った2年生コンビ 伊藤康介投手(上尾)

「落ち着いていこう」。上尾の伊藤康介投手(二年)はピンチの度に、河合貴大捕手(同)と声を掛け合った。だが、春日部東に傾いた試合の流れを取り戻せなかった。 2人は、シニアリーグ時代から、上尾市の同じチームに所属。伊藤投手は「上尾を選んだのは、…

和光・佐野投手、13奪三振報われず

最後の打者は中飛に倒れた。ゲームセット。ホームベース上で整列し、握手を交わした選手から健闘をたたえられると、こらえていた涙があふれた。 1年の秋から和光のエースナンバーを背負う佐野泰雄(3年)。大会屈指の本格派左腕として注目された。この日も…

仲間に支えられ成長 坂戸3年・小久保大輔主将

今春県大会4強の坂戸西に「全員でアウト1個、全員でヒット1本」の合言葉で挑んだが、及ばなかった。 昨夏の新人戦で坂戸西と対戦。エース長島僚大投手(17)に完封され、0−3で敗れた。「今度は坂戸が勝つ」。新チームの目標とはうらはらに、当時主将…

春日部東が上尾破る 高校野球埼玉大会

(18日・県営大宮ほか) 第8日は6球場で3回戦の残り16試合が行われ、4回戦へ進む32校が決定。城北埼玉が白岡を2−0で破り、創部30年で初の3回戦突破を決めた。 昨年4強の春日部東はCシード上尾に9−2でコールド勝ち。入間向陽の林、所沢北…