2009-08-14から1日間の記事一覧

夢舞台 次はジョッキー 3年・長町卓矢君

「自分の分も頑張って」。聖望学園の一塁側アルプス席では、野球部の長町卓矢君(3年)が、他の部員と踊りながら、声をからしていた。 この日の試合に合わせ、夜行バスで応援に駆けつけた。ほかの3年生部員は全員、2日から兵庫県入りしていた。ぎりぎりま…

1点もぎ取る執念の適時打 西村凌選手

5点差を追う9回裏2死二塁。聖望学園の5番打者西村凌(3年)が打席に入った。 「最後の打者にはならない。勝つためにつなぐ」 内角直球を、詰まりながらも右方向へはじき返した。打球は、ふらふらと上がった。 「落ちてくれ――」。願いながら走ると、右翼…

最後の夏、「泣き虫」に涙なし 聖望学園 河合賢人捕手

一回、エース・佐藤勇吾の立ち上がり。先頭打者に死球を与えると、「僕も勇吾も焦ってしまった」。この回、3連打などで都城商のスコアボードに重すぎる「4」が点灯。最後まで、その差を縮めることができず、164センチの小柄な“司令塔”は「投手と捕手の…

春と夏では雰囲気違った 聖望学園・3年、佐藤勇吾投手

調子は悪くなかった。試合前日の練習ではメニューを自分で考えた。岡本監督は「自信がなければできないこと」と話した。しかし、埼玉大会で強豪校を次々と倒す原動力でもあった打者に向かっていく強い気持ちは見られなかった。 144キロの直球とカットボー…

聖望学園、初戦敗退 都城商に1−5 序盤の失点重く

第91回全国高校野球選手権大会第4日は13日、甲子園球場で1回戦4試合が行われ、6年ぶり3度目出場の聖望学園は1−5で都城商(宮崎)に敗れた。聖望学園が初戦敗退を喫したのは、初出場した1999年の第81回大会以来、10年ぶり2度目。 埼玉大…