2009-07-26から1日間の記事一覧

聖望 3年ぶり4強 春日部東 継投実る 高校野球埼玉大会第12日

第91回全国高校野球選手権埼玉大会は25日、準々決勝2試合が県営大宮球場で行われた。昨春の選抜準優勝校・聖望学園は、本庄一に競り勝った。浦和学院との5回戦に続き、昨夏の甲子園出場校に連勝し、3年ぶりの4強入り。公立校同士の熱戦は、春日部東…

しぶとく、たくましく成長 聖望学園

聖望学園が昇り竜の勢いだ。浦和学院戦に続いて昨年覇者をなぎ倒し、優勝候補に躍り出た。昨春の選抜準優勝の意地を見せた逆転勝ちに、岡本監督は「たくましくなった」と目を細めた。 ともに細かい野球が身上の両チーム。粘りで一歩勝った。長打は1本もなし…

「公立強豪」引っ張り快音 市立川越3年 林隆太主将

打席では「おまえに任せたぞ」という、仲間の声に背中を押された。1点を追う九回一死走者なし。「どんな球が来ても、必ずチャンスを作る」と、初球を振り抜いた。左越え二塁打。結局、同点のホームは踏めなかったが、会心の当たりを飛ばせた。 「最後、ナイ…

拮抗の公立対決制す 春日部東

実力差は紙一重。戦力が拮抗(きっこう)する者同士の一戦は、一球が試合の流れを大きく左右する。そんなつばぜり合いを制し、最後に押し切ったのは春日部東だった。 両チームの明暗が分かれたのは四回の攻防だ。市川越は2本の長短打を足掛かりに1死満塁の…

全力の応援で恩返し 骨折でベンチ外れる 本庄一・長谷部選手

本庄一のスタンドから、ひときわ大きな声援を送り続けた3年生がいた。1年生からレギュラーだった長谷部辰徳選手(18)だ。大会直前の練習試合で死球を受け、左ひじを骨折。最後の大会はベンチ入りさえかなわぬ失意の夏となった。それでも「これまで多く…