2009-07-24から1日間の記事一覧

川口青陵が初進出 ベスト8出そろう 高校野球埼玉大会第11日

(23日・県営大宮ほか) 第11日は2球場で5回戦の残り4試合が行われ、ベスト8が出そろった。昨秋の関東大会8強の川口青陵が、昨夏の南埼玉大会準優勝の立教新座を6−1で下して創部初の8強入りを果たした。 川口青陵は二回に、海老沢と田中の適時打…

監督と主将18歳の涙 立教新座「昨夏準Vの二遊間」城崎・藤コンビ

立教新座の主将の藤卓哉(3年)は敗戦後、球場の外で、「18歳監督」の城崎智弘と握手を交わした。それまで毅然(きぜん)と撤収の指示をしていた若き指揮官の目から、どっと涙があふれた。 昨年、あと一歩で逃した甲子園出場権。二遊間を組んでいた2人は…

静かな闘志、全開 春日部共栄・中村投手

五回表1死。65球目だった。内野ゴロに打ち取った当たりが、一塁ベース手前で大きく弾む。右前に転がり初安打。無安打無得点が途切れた瞬間だった。 だが、ここからがエースの真骨頂だ。右腕を鞭(むち)のようにしならせると、直球がひざ元で鋭く伸びた。…

「決勝対決かなわずともに16強」兄との誓い果たせず 大井・島津選手

「決勝で会おう」―。兄弟で約束した夏があった。大井の遊撃手・島津拓真選手(2年)と、兄で浦和学院の主将を務めた裕真選手(3年)。兄弟そろって甲子園を目指した最初で最後の夏だった。前日に敗退した兄は大舞台での活躍を弟に託し、弟はその思いを胸に…

「仲間と一緒に」懸命な応援 富士見3年・長崎圭輔投手

「ナイスバッティング」。ベンチから、ひときわ大きな声で声援を送った。右手にメガホン。左手にはギプスをはめて。 右の横手投げ。初戦2日前、打撃練習中に球が左手首付近に当たった。打撲と思い病院に行かなかった。先発予定だった3回戦。試合前のキャッ…