2010-07-29から1日間の記事一覧

投手の疲労を心配し… 花咲徳栄3年・木内達也捕手

同点で迎えた九回裏。花咲徳栄の投手橋本祐樹君(3年)は、先頭打者に対し七回以降毎回となる死球を与えた。前日に続いての先発。中指にはマメができていた。 犠打と安打で1死一、三塁になると、捕手の木内達也君(3年)は橋本君に「リラックス。笑顔で」…

仲間を信頼し笑顔で 本庄一3年・田村和麻投手

「負けたら明日から夏休みだ」。ロッカールームから、決勝戦直前とは思えない陽気な声が聞こえてきた。 「田村(和麻投手)を一人にするな」というのが須長三郎監督の口癖だった。2年前、1年生ながら4番打者として甲子園の土を踏んだ。力みすぎ5打数1安…

血豆の指で投げ続けた 花咲徳栄・橋本投手

背番号9の「エース」、花咲徳栄の橋本祐樹(3年)は、中指にできた血豆に苦しんでいた。それでも投げ続けたのは、いったん逆転して「気の緩み」が見えたチームの鼓舞と、「橋本でいく」と決めた岩井隆監督の期待に応えるためだった。 血豆ができたのは、準…

本庄一、2年ぶり2度目の甲子園 ノーシードから頂点へ

第92回全国高校野球選手権埼玉大会は28日、県営大宮球場で決勝が行われ、本庄一が花咲徳栄に3−2でサヨナラ勝ちし、2年ぶり2度目の甲子園出場を決めた。1回戦から8試合を戦って頂点に立ったのは、本庄一が初。決勝がサヨナラ勝ちで決着したのは第8…