徳栄、打線つながり12得点 近大付高と練習試合

 チームは20日、奈良県生駒市の近大付高校グラウンドで同校と開幕前最後の練習試合を行い、12−3(七回表終了、降雨コールド)で圧勝した。

 放った17安打が全て単打と、花咲徳栄らしさを存分に発揮した。1−0の五回は1死から、1番山本竜の左前打を皮切りに松本、楠本、若月、古川、森、野沢の7連打で5点。六回にも四球と2度のセーフティーバントを絡めるなど、6安打でさらに6点を追加した。

 投手陣は、先発のエース関口が5回を被安打1で無失点。三振も六つ奪う上々の出来だった。

 13日からほぼ連戦だった練習試合を好内容、好結果で締めくくり、岩井監督は「打線もつながりが出てきた。関口はあとは立ち上がりだけ。故障者もなく、やりたいことは全てできた。順調」と自信に満ちた表情。初戦まで1週間空くが、遊撃手楠本は「これ以上、やることがないという状態で臨むためにも、気を抜かずにやりたい」とチームの思いを代弁した。

埼玉新聞