「夢と希望と感動を」 花咲徳栄、加須市役所で壮行会

 3月22日開幕の「第85回記念選抜高校野球大会」(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)に出場する花咲徳栄高校の壮行会が1日、同校の地元の加須市役所であった。

 地元町内会や市の野球連盟など各団体と市職員ら約150人が参加。岩井隆監督は「粘り強く、学生野球らしいはつらつとしたプレーで日本一を目指して戦ってきたい」と抱負を述べた。大橋良一市長は「普段の力以上のプレーができることを心から祈念しています」と激励した。

 壮行会には、1968年の第40回選抜高校野球大会で初出場初優勝を果たした県立大宮工業高校(さいたま市北区)の三塁手だった加須市の新井友次さん(62)も駆け付けた。新井さんは「各地区を勝ち抜いてきたチームとの対戦を楽しみにしています。日ごろの練習の成果をいかんなく発揮し、一戦必勝で勝ち進んでください」とエールを送った。

 根建(ねだち)洸太主将(2年)は「市民のみなさんに夢と希望と感動を与えられるよう、精いっぱいプレーしてきます」と健闘を誓った。

毎日新聞埼玉版)