浦和学院、4日から沖縄合宿 対外試合へ「内容も大事」

 4日から沖縄での2次合宿(11日まで)に臨むチームは出発前日の3日、約6時間の全体練習を実施。ほとんどの時間を基礎練習に割いた。

 キャッチボール後のトスバッティングでは、平らミットを使い、真下にボールを落とすことや足を動かすことを意識付けした。さらにこの日、最も力を注いだのがバント。森監督がナインを集め、芯を外して打球を殺したり、膝の角度や肘の使い方など細かな部分まで実演した。30分を超える熱血指導に、選手たちも技術を吸収しようと、真剣な表情で聞き入っていた。

 沖縄合宿では、8日の宮古戦を皮切りに8試合が予定されている。森監督は、練習試合が解禁されるまでの4日間を第1段階と位置付け、さまざまな面を整備してから、最終的な段階に移行していきたい構えだ。

 約3カ月半ぶりとなる対外試合に、森監督は「一球に対して、どれだけのパフォーマンスを発揮できるか。公式戦1試合目(甲子園の1回戦)に向けて準備したい」と選抜大会開幕までの青写真を描き、「勝ちを意識した中で、内容が大事になる」とした。

 主将の山根は「久しぶりの試合だけど、冬やってきたものを1発目から出せないと駄目。それぞれが役目を果たして勝ちたい」と気合十分。エース小島も「イメージしたことをしっかり実戦できるか。一球一球を大事にして投げる」と意気込みを語った。

埼玉新聞