センバツ出場県代表2校、上田知事を表敬訪問

 3月22日に開幕する第85回選抜高校野球大会に出場する浦和学院花咲徳栄の監督、選手たちが18日、上田清司知事を表敬訪問し、甲子園へ向けての決意を述べた。

 訪れたのは浦和学院の小沢友紀雄校長、森士監督、山根佑太主将、服部将光副主将、花咲徳栄の坂巻守男校長、岩井隆監督、根建洸太主将、楠本泰史副主将、県高校野球連盟の大塚英男会長ら、両校と県高野連関係者の合わせて13人。

 埼玉から2校が出場するのは2003年の第75回大会で両校が選ばれて以来、10年ぶり3度目の快挙となる。毎年、応援に駆け付けるため、決勝の日に丸印を付けているという上田知事は「優勝の確率が2倍。埼玉勢で決勝戦ができればすごい話ですね」と激励した。

 県勢では初となる3年連続、9度目出場の浦和学院の山根主将は「一丸で全国制覇を目指す」と宣言。さいたま市緑区出身の服部副主将も「応援してくれる人の期待に応えたい」と力を込めた。3年ぶり3度目出場の花咲徳栄の根建主将は「720万県民に夢、希望、感動を与えたい」と頼もしいコメント。楠本副主将も「あらためて自分たちの野球をやらないといけない気持ちになった」と表情を引き締めた。

 互いに実力を認め合う両校。浦和学院の森監督、花咲徳栄の岩井監督ともに、取材に「先に帰ってこないように頑張りたい」と声をそろえた。

 一行は同日、県議会と前島富雄県教育長も表敬訪問した。

埼玉新聞