埼玉栄、10年ぶり4強進出 春季関東高校野球

 埼玉で開催中の第64回春季関東高校野球大会第3日は21日、県営大宮と市営大宮の2球場で準々決勝4試合を行い、埼玉県勢で唯一ベスト8入りした埼玉栄横浜隼人(神奈川1位)に3−1で競り勝ち、10年ぶり3度目の4強進出を決めた。

 埼玉栄は四回2死二塁から鈴木の左前打と武井の左越え二塁打で2点を先制。1点差に詰め寄られた六回にも、2死二塁から武井の中越二塁打で貴重な3点目を奪った。投げては5回を被安打2で無得点に抑えた佐藤大から板橋へのリレーで1失点。六回には1点を返され、なおも2死二塁から左前打を浴びたが、浜崎が本塁へのストライク返球で二塁走者を刺殺。同点のピンチを防ぐなど、バックの堅守も光った。

 第4日は22日、埼玉栄は初の決勝進出を懸け、選抜大会4強の高崎健康福祉大高崎(群馬・推薦出場)と準決勝を争う(10時・県営大宮)。

埼玉新聞電子版)

【県営大宮】

作新学院
020300000=5
000100000=1
横浜
【作】筒井、大谷−山下
【横】柳、田原−佐藤、高井
二塁打 布瀬(作)

関東一
011000020=4
000001000=1
松戸国際
【関】醍醐−小河
【松】庭田、重里−高木
三塁打 井橋(関)
二塁打 高木、阿部(松)安西(関)

【市営大宮】

健大高崎
000100102=4
000002000=2
東海大甲府
【健】生井、三木−長坂
【東】本多、神原−石井
三塁打 山本(東)小林(健)
二塁打 中山(健)山本(東)

横浜隼人
000001000=1
00020100x=3
埼玉栄
【横】横田、内藤、左澤−相原、島田
【埼】佐藤、板橋−高橋
二塁打 坂本、武井2(埼)