浦学、きょう健大高崎戦 秋季高校野球関東大会

(第5日、2日・山梨県小瀬スポーツ公園野球場)

 準々決勝の残り2試合を行い、今夏の全国選手権大会で4強入りした作新学院(栃木)と高崎(群馬)が勝ち上がり、昨年優勝の浦和学院高崎健康福祉大高崎(群馬)と合わせてベスト4が出そろった。

 各地区の秋季大会の結果は来春の選抜大会出場校選考で重要な資料になり、関東大会ベスト4は有力な選考対象となる。

 3日の準決勝は高崎健康福祉大高崎浦和学院作新学院−高崎のカードで行われる。

◇「挑戦者」で気負いなく

 1日の準々決勝で甲府工(山梨)に快勝し、来春の選抜大会出場が確実となった浦和学院は3日、2年連続6度目の決勝進出を懸け、準決勝で高崎健康福祉大高崎(群馬)と対戦する(10時)。

 チームは2日午前、山梨県甲州市の塩山高校グラウンドで約3時間の練習を実施。選手たちは一つのヤマ場を乗り越えたとあって、緊張感の中にも、時折笑顔を見せながら精力的に動いていた。

 相手の先発が有力な左腕三木を想定した打撃練習を重点的に行った。好左腕の低めに落ちる変化球を見極め、いかに打ち崩すかがポイントとなりそうで、森監督も身振り手振りを交えながら熱心に指導。ナインも期待に応えるかのように、快音を響かせていた。

 高崎健康福祉大高崎とは、8月29日の練習試合で7−0で勝っている。それでも森監督は「相手は甲子園から帰ってきてすぐの試合で参考にはならない。うちは夏(甲子園に)出てないから、胸を借りるつもりで戦いたい」と挑戦者を強調。主将の明石も「初回から自分たちの野球をしたい」と気負いはないようだ。

埼玉新聞