相手左腕攻略へ対策 花咲徳栄

 チームは5日、午前9時から甲子園で開会式のリハーサルに参加した。その後、午後3時から兵庫県の須磨翔風高校グラウンドで2時間、打撃練習中心の調整を行った。

 フリー打撃では左の打撃投手のほか、2台のマシンで左のカーブと直球打ちをこなした。両翼95メートルのグラウンドで、新井ら各打者が柵越えを放つなど打線の好調ぶりをうかがわせた。

 3番大塚は智弁和歌山の左腕エース青木について「低めの変化球を振らず、浮いた球を一発で捉えたい」と話した。

◇野手再転向にも「準備できてる」

 投手の沢幡がここに来て野手に戻る気配を見せている。甲子園入りしてからは北川ら投手組に交じらず、フリー打撃に参加。2日の甲子園練習でも二塁を守った。「調子は悪くない。準備はできている」と頼もしい。

 昨秋に投手の駒不足が理由で二塁手から転向。春の県大会で好投し、主力投手の一人になったが、夏は北川の成長で出番が1試合のみと激減した。甲子園ではオールラウンドな活躍が期待される。「欲を言わずチームのためにやる」と出番をいつでも待ち望んでいる。

埼玉新聞