台風で2日順延、21日に再開予定 高校野球埼玉大会

 埼玉大会は19日、雨のため3球場で予定されていた4回戦8試合がすべて順延となった。また、県高野連は、台風が接近する20日も試合をせず、21日以降に再開することを決めた。

 この決定に伴い、19日と21日に予定されていた試合は、それぞれ21日と22日に実施する。また、23日を予備日にし、準々決勝4試合については、23日の予定だった2試合を24日に県営大宮球場で行い、24日に同球場で実施する予定だった2試合は市営大宮球場に変更する。26日の準決勝以降は、新たに雨天順延がなければ当初の日程通り行う。

 19日午前7時前。3試合が予定されていた県営大宮球場は土砂降りに見舞われ、グラウンド一面に水が浮いた。大雨警報が発令されたこともあり、県高野連は中止を決定した。

 第1試合に出場予定だった大宮東と春日部の選手はすでに球場に集まっていた。春日部は球場の軒下で軽めのランニングをして汗を流した。三塁側ベンチから水たまりのできたグラウンドを眺めていた中山尋斗君(3年)は、「今日やりたかったです」。曽我理監督は「ボールを使って練習できないのはきつい。今日は『疲れをとる日』と割り切る」と順延後の試合を見据えた。

朝日新聞埼玉版)