ベスト4懸け準々決勝 春季高校野球県大会

 春季県高校野球大会第7日は1日、県営大宮、上尾市民球場で準々決勝を行い、ベスト4が決まる。関東高校大会(5月14日から5日間・千葉)の出場権獲得まであと2勝。第1シード浦和学院が敗れるなど先の読めない展開となり、どこが勝ってもおかしくない。準々決勝の見どころを探る。

■市川口−上尾

 市川口は2番須永ら上位が当たっており3回戦で浦和学院から13安打9得点。上尾は5番伊藤を中心に3試合で35安打24得点。ともに打撃好調なため、投手陣の出来が鍵だ。市川口は右横の仲田、左の高橋元ら多彩。上尾は左腕三宅が軸となる。

花咲徳栄春日部共栄

 昨年王者と第2シードの強豪対決で、一球一打が勝敗を分ける好ゲームを期待。ともに複数投手を擁し、先発は読みにくい。花咲徳栄は2番田中、3番大塚、春日部共栄は1番佐伯、3番小泉が打線の軸となり、少ない好機を生かした方が勝つ。

■大宮東−浦和実

 浦和実の2年生左腕早川と、中軸に左が並ぶ大宮東打線の対決に注目。早川は直球と変化球の緩急の使い方がうまく、ここまで2試合を一人で投げ抜いている。大宮東は勝負強い3番今川、長打力のある4番福田の前に走者をためれば面白い。

■桶川−市川越

 3回戦で鷲宮を3安打完封した桶川の左腕武藤が市川越をいかに抑えるか。武藤は変化球を低めに集め、打たせて取る投球が持ち味。市川越は1番桑山、4番早川ら左の好打者ぞろい。下位も振りが鋭く、7番江原は3回戦で3打点と好調だ。

埼玉新聞