<本庄一だより>甲子園へ出発 地元で壮行会

 第92回全国高校野球選手権大会(7日から21日間・甲子園)に2年ぶり2度目の出場をする本庄一が2日、本庄市北堀のJR本庄早稲田駅で壮行会を行った。須長監督は「甲子園でも試合を楽しみたい」と、「常笑野球」を誓った。チアリーディング部と吹奏楽部が校歌を披露。選手たちは午前11時11分発の新幹線で甲子園に向け出発した。

 午前10時30分からの壮行会には市民など多数が参加した。吉田信解市長は「甲子園では常に笑顔を絶やさず、須長監督が言う『常笑野球』と『根性第一』で頑張ってください」とあいさつ。高橋和美市議会議長は「甲子園という大きな夢の舞台で本庄一旋風を」と激励した。

 また、本庄早稲田駅の上原一義駅長が「『常笑野球』がモットーと聞いています。甲子園では上昇気流に乗って快進撃を続けてください」とあいさつ。同駅の岸智美さんが須長監督に花束を贈った。

 須長監督は「多くの人に見送っていただき感謝します。ここにいる18人の選手だけでなく、部員74人全員が感謝の気持ちを持って甲子園に旅立ちます。練習は厳しく、試合は笑顔でをモットーとする本庄一の『常笑野球』を見せたい」と決意を語った。

 本庄一は壮行会を前にした午前9時30分から、同校で埼玉大会の優勝報告会を行った。高階良雄校長は出発する選手たちに「深紅の優勝旗を持ち帰ってきてほしい」と期待を込めた。

 選手たちは同日中に宿泊先の兵庫県内のホテルに到着。3日は午前10時から甲子園練習を行う。

埼玉新聞