<本庄一だより>地元で最後の練習 2日大阪へ

 チームは1日、同校グラウンドで甲子園出発前最後の練習を行った。午前9時30分からフリー打撃、シートノックなどを含め約3時間調整。午後は荷物をまとめ、甲子園行きの準備に大忙しだった。田村和ら投手陣3人はブルペン入りした。

 優勝を決めた後の4日間は軽いメニューに終始した。主将の葉梨は「やり残したことはない。このままぐだぐだ行ったら大変なので、向こうで切り替えなければ」と気持ちも高まってきた様子。

 須長監督は「大阪に行ってもう一回チームをしめ直す。環境の変化に子どもたちがどう対応するか見たい」と焦らずチームを仕上げるつもりだ。

 チームは2日、大阪入りする。午前9時30分から同校で優勝報告会、そのあと本庄早稲田駅で壮行会を行い、11時11分の新幹線で出発する。

 また、甲子園練習は3日午前10時からに決まった。

埼玉新聞

◇県内で最後の練習

 阪神甲子園球場で7日開幕する第92回全国高校野球選手権大会に埼玉代表として出場する本庄一は1日、本庄市内の野球部グラウンドで練習した。「常笑野球」を掲げる選手たちは和やかな雰囲気で調整し、2日の出発を前に意気込みを語った。

 練習は午前9時半から始まり、昼過ぎまでウオーミングアップやキャッチボール、ノックなどで汗を流した。須長三郎監督によると、3日午前の甲子園練習が終わってから、バッティング練習の時間を増やすなど、本格的に調整していく予定だという。

 田村和麻(3年)、斉藤和磨(同)、設楽勇介(2年)の投手陣3人はそれぞれ投球練習。右腕の斉藤投手は約70球投げ、「緊張は全然ない。甲子園では田村(和)の後に出ることになると思うが、出れば笑って楽しくやりたい」と意気込みを語った。

 2日は午前9時20分から学校で優勝報告会、同10時半からJR本庄早稲田駅で吉田信解市長らが出席しての壮行会があり、選手たちは同駅から甲子園に向け出発する。

朝日新聞埼玉版)