＜本庄一だより＞甲子園メンバー１８人が決定

　チームは３０日、甲子園に臨むメンバー１８人を発表した。

　県大会で８試合中７試合に登板し、３完投と活躍した田村和は８番からエースの１番に、主将で捕手の葉梨は５番から２番に変更した。そのほか２本塁打の田尻が３番、決勝でサヨナラ安打を放った谷本が５番になるなど１８人中１３人の背番号が入れ替わった。ポジション別では投手３人、捕手３人、内野手８人、外野手４人。

　須長監督は「県大会で頑張った人間にレギュラー番号を与えた。６月の時点では誰が出るのか本当に分からなかったが、大会を通して固まってきた」と手応えを示した。

　この日は午後２時から３時間調整。ウォーミングアップの後にフリー打撃を約１時間行い、精力的に練習した。

◇新背番号に表れる信頼

　優勝バッテリーが背番号の変更を喜んだ。１番は田村和、２番は葉梨。県大会全８試合でマスクをかぶった捕手の葉梨は「やっと１番と２番でバッテリーが組める。タイムを取ったときもしっくり見える」と満足する。

　もともと秋と春の県大会ではそれぞれ１、２番だったが、須長監督の意向で夏は別の番号を背負った。名実ともにエースとして甲子園に立つ田村和は「すごくうれしい。だが、背番号に関係なく、与えられた打順と位置でやるだけ」と試合に臨む姿勢は変わらない。

　須長監督は田村和について「あれだけの投球をしたのだから８番はつけさせられない」とエースに全幅の信頼を寄せた。

◇甲子園メンバー

背番号　名前　学年

１　田村　和麻　３
２　葉梨　裕佑　３◎
３　田尻　裕紀　３
４　柳田　公太　２
５　谷本　充　　３
６　烏山　伸生　３
７　塗木　祐毅　３
８　田村　海渡　２
９　中沢　宏晃　３
１０　斉藤　和磨　３
１１　設楽　勇介　２
１２　岡野　将悟　２
１３　小森　亮輔　３
１４　阿部　隼太　３
１５　中村　祐生　２
１６　田端　裕貴　３
１７　佐野　力哉　３
１８　横田　宏道　３

※◎は主将

（埼玉新聞）