公式戦初勝利目指す 創部2年目、初出場 山村国際

 1951年に女子校として開校した山村国際(坂戸市)は、今大会が初の公式戦だ。

 99年に男女共学となったが、創部は昨年4月。グラウンドが狭く、1年生5人が校舎の屋上でキャッチボールを始めた。野球未経験者が3人いて、ボールが屋上から落ちてしまうこともあった。2カ月後から企業のグラウンドを借りることができ練習を重ねたが、部員は増えず、昨夏の出場はかなわなかった。

 2年目の今春、新入生22人が加わり、初出場の目標を果たした。今月には待望のグラウンドが完成。毎日、ノックを受ける守備練習もできるようになった。初戦の岩槻戦で、公式戦初勝利を目指す。

 山崎貴士主将(2年)は「昨年、スタンドから観戦した舞台に立ててうれしい。相手の力がわからないが、全力でぶつかる」と意気込んでいる。

朝日新聞埼玉版)