室内練習場に快音 フリー打撃でコース徹底

 雨のため伊丹スポーツセンターでの屋外練習が中止となったチームは24日、尼崎市の市尼崎高の室内練習場で午後3時すぎから約2時間半、打撃練習などで汗を流した。

 軽めのアップを繰り返した後、トス打撃を約40分間入念に行い、3ヵ所に分かれたフリー打撃を実施。カーブマシン用、125〜130キロに合わせた直球用、打撃投手のボールを各自がコースに逆らわずに打ち続けた。打撃が始まると、佐藤や橋本など主力選手が鋭いスイングを見せ、室内に快音を響かせていた。

 21日の嘉手納(沖縄)戦は12安打を放ったものの、内容は不十分。岩井監督も「バントヒットなどもあり、自分たちで打った安打は8本しかない。最低限の仕事はしたが、まだまだ自分たちの打撃はできていない」と満足していなかった。

 それだけにこの日のフリー打撃では、1回戦の結果を踏まえてコース打ちを徹底。ベースの置き位置を変えるなどして、コースに逆らわない打撃を心掛けていた。岩井監督も「だいぶ振れてきた」と納得顔だった。

埼玉新聞