南稜、逆転で県大会へ 秋季高校野球地区大会

(14日・上尾市民ほか)

 南部で代表決定戦5試合、北部で1回戦4試合が行われた。

 南部は、南稜がシード大宮東に2−1で逆転勝ちし、県大会出場を決めた。埼玉栄は徳丸が被安打6、13奪三振の完封で小松原を3−0で退け、西武台は新座柳瀬に快勝。浦和実と浦和北も県大会に駒を進めた。北部は、寄居城北の吉田が小川を5安打完封した。東農大三は進修館に5−4で9回サヨナラ勝ちした。秀明英光と上尾南はコールド勝ちで、それぞれ代表決定戦に進んだ。

 15日は東、西部地区が開幕し、4地区で代表決定戦と1回戦の計20試合が行われる。

◇青年監督に贈る1勝 上尾南

 北部F組の上尾南は鳩山にコールド勝ち。3年生の部員がおらず、チームを結成した昨秋から公式戦未勝利だったナインが初の白星を手にした。4月に就任した27歳の松崎監督にとっても、指導者になって初の1勝。「思い入れのある勝利になった」と感慨もひとしおの様子だ。

 8安打を浴びながらも要所を締め、7回を無失点に封じたエース平田は「気持ちが強くなった」と成長に胸を張る。二回に右越え適時三塁打を放った尾藤は「監督を県大会に連れていく」とシード秀明英光との代表決定戦へ必勝を誓った。

埼玉新聞