栄北、打線爆発で快勝 秋季高校野球地区大会

(15日・岩槻川通ほか)

 東、西部が開幕。東、西、北部で1回戦15試合、南部で代表決定戦5試合が行われた。

 南部は大宮北が延長10回、5−4で朝霞西にサヨナラ勝ちして県大会に進出。朝霞は尾崎が被安打2、14奪三振の好投で、川口に1−0の完封勝ちした。市川口、浦和学院立教新座は大勝で県大会出場を決めた。

 東部の草加南は、コールド発進。越谷総合の宮下が1−0でシード獨協埼玉を5安打完封した。西部は川越工が4−2でシード坂戸、狭山ヶ丘が5−1でシード所沢中央をそれぞれ下した。北部は秩父農工科が13−8で深谷一に打ち勝った。

◇ミス逃さず主導権 栄北

 東部B組の栄北は打線が爆発し、14−4で春日部工に快勝した。佐久間監督は「いつもこんなに打てない。意外だった」と喜んだ。

 2回に2点、4回に6点を奪うなど、相手のミスにつけ込み、主導権を握った。先制の適時打を放った主将の7番風間は「流れが向こうに行きつつあったので、結果が出せて良かった」と笑顔だ。

 昨秋4強に入った主力が抜け、「エースも4番もいない」と佐久間監督。3回から8回まで救援した背番号11の市川翔は「1番をつけたい」と意気込んだ。

埼玉新聞