プラス思考で調整 聖望学園だより

 台風9号に見舞われたナインは10日、京都府内の室内練習場で午前9時15分から約3時間練習した。

 試合も13日に順延になった。本来なら初戦は11日だったが、マイナス要素をプラスに変えて取り組んでいた。「調整がしっかりできる」と外野の本所。狭い場所なため自然と内野練習になるが、「難しい球を投げるとカバーしづらい。内野の気持ちが分かった」と前向きにとらえた。

 打撃練習では右のバッティング投手を置いて、1時間近く打ち込んだ。腰を落として体重移動を意識しながら、ナインはバットを振り続けた。投手陣はエース佐藤をはじめ、右腕の信田と永田、西村がマウンドに立った。それぞれ30から50球ずつを投げ、信田は141キロをマークした。

 晴れ間の見えない天候に岡本監督は、「仕方ないなあ」と言いつつも少々恨めしそう。初戦の都城商(宮崎)については「ビデオを何度も見たが、めちゃくちゃバットを振っている」と警戒を強めた。

埼玉新聞