「聖地」の感触確認 聖望、練習に手応え 甲子園練習

 ナインは3日、待望の甲子園で練習した。

 「聖地」での調整は午前11時30分からの30分間。わずかな時間を惜しむかのように、選手らはグラウンドの感触を確かめた。登録外選手がシートノックを行い、レギュラーメンバーは守備に就いてメニューをこなした。

 投手陣は左腕エース佐藤、右腕信田ら4人がマウンドに立ち、各10球ずつを投げ込んだ。岡本監督は「今までは、わいわいと頑張ろうという雰囲気だったが、これからは本気でやる」と気合を入れ直した。

 その後、伊丹スポーツセンターに移動。打撃中心の基本練習を約3時間かけて実施した。4日は午後3時から同センターで練習する。

埼玉新聞

◇聖望 練習に手応え

 夏の全国高校野球大会に出場する聖望学園は3日、兵庫県西宮市の甲子園球場で練習をした。梅雨明けの夏空の下、選手たちはサイレンの合図でグラウンドへ。ノックでは、甲子園特有の上空の風に飛球がどう影響するかを確かめた。打撃練習では、当初は緊張した様子の選手たちも、徐々に快音を鳴らし始め、互いに「よーし」「ナイスバッティング」などと声を掛け合っていた。

 子安史浩主将は「緊張している選手もいたが、だんだん動きが良くなってきた」と手応えを感じた様子。岡本幹成監督は「地方大会は全員の力でつなぐ気持ちで頑張ってきた。甲子園でも同じ気持ちで戦いたい」と意気込んだ。

(読売新聞)

◇守備中心に本番向け練習

 8日開幕の夏の甲子園に出場する聖望学園が3日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で練習した。

 ベンチ前に整列した選手たちは、子安史浩主将(3年)が「ノック行こう」と声を上げると「オー」と応え、笑顔で勢いよく駆け出した。強い日差しでグラウンドは乾いており、シートノックやシートバッティングなど守備中心のメニューに砂煙を上げながら取り組んだ。先輩から「高く上がると見づらい」と聞いた内野フライなども練習し、夢の舞台の感触を確かめた。

 岡本幹成監督は「全員の力でまた甲子園に連れて来てもらった」と笑顔で話し、子安主将は「守備からリズムをつくり、まずは1戦1勝」と、決意を新たにした。

毎日新聞

◇甲子園公式練習 風や広さを確認

 埼玉代表として第91回全国高校野球選手権大会朝日新聞社・日本高野連主催)に出場する聖望学園が、3日午前11時半から、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で30分間の公式練習を行った。

 選手たちは午前9時半ごろに球場に到着。室内練習場でウオーミングアップした後、公式練習に臨んだ。岡本幹成監督(48)の方針で、ベンチ入りしない選手たちも打撃練習をしたり、ノックを受けたりしていた。一方、ベンチ入りする選手たちは各自の守備位置につき、土の感触や風の流れ、広さなどを確認。エース佐藤勇吾投手(3年)は10球ほど投球練習をして、マウンドを確かめていた。

朝日新聞