聖望ナイン出陣、大阪入り 聖望学園だより

 8日に開幕する全国高校野球選手権に出場する飯能市聖望学園高校野球部の壮行会が2日午後、同市役所別館2階で同校生徒や保護者、市民約500人が参加して行われた。当初は市役所前広場で実施する予定だったが、あいにくの雨で急きょ場所を移した。同校の夏の甲子園出場は6年ぶり3度目。5日の抽選会で対戦相手が決まる。

 一行約40人は正午すぎ、市長応接室に沢辺瀞壱市長、加涌弘貴市議会議長らを表敬訪問した後、市民らが待つ壮行会に臨んだ。冒頭、沢辺市長は「聖望学園は一人一人の力をうまく結集して勝ち上がってきた。決して全国の強豪にひけをとらないチームだ。健闘を心から祈念する」と激励。

 これに対し、関純彦校長は「全員野球をモットーに一戦一戦闘い、大きな成果を持って帰ってくると確信している」とあいさつ。40人の選手一人一人が自己紹介した。

 また、表隆則部長は「県代表として恥ずかしくないよう力いっぱい頑張りたい」、岡本幹成監督は「一戦一戦闘い、優勝できるチャンスがくれば狙いたい」と抱負を述べた。

 続いて子安史浩主将が「甲子園で全員野球と笑顔で悔いのない試合をしたい」と力強く宣言。音楽部による応援メドレーも演奏され、全員がそれに拍手で合わせ、気分を盛り上げた。

 一行はこの後、大型バスでJR東京駅に向かい、新幹線で大阪入りした。

埼玉新聞