2010-07-01から1ヶ月間の記事一覧

花咲徳栄、本庄一が勝利 高校野球3日目

第3日は11球場で1、2回戦計23試合が行われ、春夏連続甲子園出場を目指すAシード花咲徳栄が市川口の追い上げをかわし、5−4で競り勝った。 東野は獨協埼玉に3−2で勝ち、22年ぶりの白星を飾った。北本はCシード成徳大深谷を5−3で破り、2年前…

「川越初雁球場の移転を」11球場で署名運動

川越市営初雁球場の老朽化に伴う移転を要望するため、埼玉県高校野球連盟(県高野連)西部地区指導者有志が10日、署名活動を開始した。開幕中の第92回全国高校野球選手権埼玉大会全11球場で行われ、5万人の署名が集まり次第、川越市へ提出する。 同球…

強気の配球、エース支え 大宮武蔵野3年・久島祐也捕手

「強気で行こうぜ。ほら笑顔でさ」。本塁打で1点を奪われた七回裏、さらに連続3四死球で招いた2死満塁のピンチに、マウンドに駆け寄った久島祐也君(18)が言うと、エースの小川勇輝君(18)は落ち着きを取り戻した。フルカウントからの内角直球。強…

聖望学園、埼玉栄が勝利 高校野球2日目

第2日は10日、11球場で1、2回戦の計24試合が行われ、昨年優勝の聖望学園は七回、鹿島が決勝ソロを放ち、大宮武蔵野に2−1で競り勝った。同準優勝の埼玉栄は浦和工に12−3でコールド勝ち。 坂戸は延長十回に2点を奪い、4−3で八潮南を破った。…

支える道選んだ球児 鷲宮高3年 中島直人君

あこがれの甲子園を目指し、夏の高校野球埼玉大会が9日、県営大宮球場で開幕した。開会式に続いて行われたオープニングゲームでは、鷲宮が新座柳瀬に5−0で快勝。1回戦を突破した鷲宮に、特別な思いを抱きながら最後の夏を迎えた球児がいる。3年生の中島…

次こそは父に白星を 新座柳瀬2年・高橋哲也投手

「背番号、曲がってないか気になるんだよ」。仕事を早退し、スタンドにスーツ姿で駆けつけたエース高橋哲也君(16)の父、茂樹さん(44)。視線の先には、昨夜手縫いした背番号「1」。マウンドに立った息子の姿に「ばっちりいい感じ」と目を細める。 哲…

頂点へ夢舞台幕開け 159校、はつらつと行進

開会式は午前11時、曇り空のもとで始まった。選手たちはバックスクリーン側から登場。昨夏の大会を制した聖望学園を先頭に、「イチ、イチ、イチニ」と掛け声を出して手足をそろえながら、はつらつと行進を続けた。 優勝旗を持って入場した聖望学園の粟田慶…

魂燃やす夏到来 159チームの戦い開幕

第92回全国高校野球選手権埼玉大会は9日、県営大宮球場で開幕した。開会式では昨年より1チーム多い159校が入場行進。あこがれの甲子園を目指し、20日間にわたる戦いへの一歩を踏み出した。開幕戦は鷲宮が5−0で新座柳瀬に快勝。決勝は28日正午か…

円陣組んで:高校野球埼玉大会 声援の向こうに/下

◆坂戸西◇「つながること」大切に 5月の関東大会を連覇した浦和学院。全国でも屈指の強豪校と今春の県大会で延長十三回の1点差ゲームを戦ったのが、公立高の坂戸西だった。 十三回表。坂戸西の攻撃で、2死から出塁した投手、長島僚大君(17)が盗塁した…

夏 球音<下>ノーシードから頂点へ

ビュッと音を立てる鋭いスイングで、ネットに白球が次々突き刺さる。聖望学園打線の中軸を担う片岡建人(3年)に、本来の振りが戻ってきた。 昨夏の県大会覇者・聖望学園は新チーム結成後、度重なるアクシデントに苦しんだ。エースにと期待された永田智大(…

球児の夢きょう開幕 笑顔で開会式リハーサル

第92回全国高校野球選手権埼玉大会が9日、県営大宮球場で開幕する。午前11時からの開会式では、159校の選手約3千人が入場行進する。開幕試合の鷲宮−新座柳瀬は午後1時半から始まる。◇ 笑顔で開会式リハーサル 8日、開会式のリハーサルがあった。…

円陣組んで:高校野球埼玉大会 声援の向こうに/上

◆川越東◇逃げないで耐えれば… 「そんなゴロもさばけないのか」。他校との練習試合。守備でエラーをした選手が次々と交代させられる。ベンチに戻ると阿井英二郎監督(45)から厳しい言葉が飛んだ。 昨秋と今春の県大会に連続で4強入りした川越東。両大会と…

高校野球埼玉大会9日に開幕 部員6人の福岡も出場へ

第92回全国高校野球選手権埼玉大会が、9日に開幕する。今大会には159校が出場、甲子園を目指して激戦が繰り広げられる。ただ、出場校が掲げる目標は「甲子園出場」ばかりではない。3年後の統合が決定し、正式な野球部員が6人しかいない福岡(ふじみ…

徳栄、浦学がV争いか 埼玉大会あす開幕

第92回全国高校野球埼玉大会は9日、県営大宮球場で開幕。昨年より1チーム増の159校が参加し、28日の決勝まで甲子園出場を懸けた熱戦が繰り広げられる。優勝争いは花咲徳栄、浦和学院のAシードが中心になりそうだが、そのほかのライバルたちも頂点…

夏 球音<中>「打倒私学」自信深める

このバッターは浦和学院の久保、ならば次の1球は――。 今月初め、坂戸西の左腕エース長島僚大(3年)は群馬の高校との練習試合で、相手打者を強豪・浦和学院の中軸に見立てて投球の組み立てを考えた。 一種のイメージトレーニング。チームの大黒柱・長島は…

夏 球音<上>「2強」激突見据え火花

第92回全国高校野球選手権埼玉大会は9日開幕する。強豪校、実力校が虎視たんたんと頂点を狙う。球音の主役たちを追った。 「やる気がないなら出て行け!」 6月下旬、さいたま市緑区の浦和学院グラウンド。投手、内野手の連係プレーの練習中、ナインの厳…

この夏注目の8人<8>浦和学院・久保翔平捕手

先発、中継ぎどちらもいける万能型エース阿部、プロ注目で速球派の南、制球のいい左腕・萩原大。春の関東大会を連覇し、2年ぶりの甲子園出場が至上命題のチームにあって、多彩な投手陣を生かすのも、この男がいてこそ。森監督も絶大の信頼を置く扇の要だ。 …

埼玉大会シード校分析 浦和学院、武南

■Aシード 浦和学院 投打とも選手層が厚く、2年ぶりの甲子園へ向け万全の布陣。春の関東大会を連覇し、昨年5回戦負けの雪辱を誓う。◇攻撃 1−9番まで振りが鋭く、相手には脅威の打線。1番石田、2番濱田は選球眼が良く、機動力を備える。塁に出れば、長…

新・野球道 甲子園めざして<5>挑戦

◇「高校デビュー」で成長 「じゃあ、野球をやってみれば。みんな温かく迎えてくれるよ」 始まりは、同級生のこんな言葉だった。 岩槻商の左翼手・竹花翔人君(2年)。アトピー性皮膚炎のため、スポーツをして汗をかいた方がいいと、医者に勧められていた。…

この夏注目の8人<7>朝霞・尾崎亮投手

春の県大会準々決勝。選抜出場の花咲徳栄を相手に0−1の投手戦を演じた。3回戦で約160球を投げた翌日の好投に右腕は「打たせて取ることを意識し、1点で抑えて自信になった」と成長のきっかけをつかんだ。 178センチ、71キロのがっしりした体から…

埼玉大会シード校分析 朝霞、立教新座

■Cシード 朝霞 エース尾崎、4番大谷と投打の軸が安定し、バランスの取れた布陣。昨夏の5人が残り、春は21年ぶりに8強入りした。◇攻撃 昨夏2試合連続本塁打の4番大谷が頼もしい。飛距離、打率も伸び、チャンスに強い。打線は1〜9番までむらがないの…

この夏注目の8人<6>上尾・伊藤康介投手

1年の夏からエースの称号「1」を背負う。夏の甲子園に4度出場し、全国4強も経験した創部51年の名門にあって「史上初ではないか」とは金子部長。2年に成長した左腕は、「今年こそは優勝」と気合をみなぎらせた。 2年前、北埼玉大会で準優勝した上尾を…

埼玉大会シード校分析 上尾、正智深谷

■Cシード 上尾 エースで4番の伊藤を中心に攻守でまとまる。爆発力ある打線はライバルに脅威を与え、堅い守りで後押しする。◇攻撃 上、下位に関係なく長打が期待できる。1番鍛冶は本塁打も狙え、2番中村は出塁率が高い。3番勝木田と4番伊藤は広角打法で…

新・野球道 甲子園めざして<4>自由と規律

◇自慢の品、他校シャツ/丸刈りで「本気度」証明も 室内練習場にバッティングマシーンの球を打ち返す金属音が響きわたる。練習着姿の胸や背中の文字を、蛍光灯が照らし出す。 「八重山商工」「OHMI(近江)」「尽誠学園」……。 甲子園の雨天練習場、では…

新・野球道 甲子園めざして<3>「内面」鍛錬

◇心ぶつけ合い結束力/対人講座・試合前の「遊戯」… コミュニケーション能力。 西武文理(狭山市)が今年取り組むテーマだ。千葉市から「対人コミュニケーション」の講師を週に1回招いて、部員が教室に集まる。 仲間や監督らへ、口に出しにくい日ごろの思い…

この夏注目の8人<5>坂戸西・長島僚大投手

器用な性格ではない。寡黙だが、求道者でもない。すごい球を持っているわけでもなく、打てそうに見えるが、不思議と抑えてしまう。一つだけ確かなのは、誰よりも負けん気が強いことだ。 春の県大会準々決勝の昌平戦、八回2死から果敢に盗塁し、吉川の安打で…

埼玉大会シード校分析 坂戸西、市川越

■Bシード 坂戸西 エース長島を軸に投打にまとまりがある。走攻守にそつなく、接戦を制する粘り強さも加わり、秋春連続4強入りした。◇攻撃 飛び抜けた選手はいないが、全員が機動力を備え、バントなど小技も得意。1−9番のどこからでも仕掛けられる。鍵を…

徳栄圧勝、浦学も連勝 練習試合拝見

開幕を6日後に控えた3日、Aシードの花咲徳栄と浦和学院がそろって練習試合を行い、順調な仕上がりを見せた。 選抜大会出場の花咲徳栄は同校で塩山(山梨)に9−0で圧勝した。先発橋本は5回を1安打無四球。打線は一回に金久保の2点タイムリーで先制し…

この夏注目の8人<4>川越東・高梨雄平投手

エースで4番で主将。高校野球も分業制が浸透した現在では珍しい存在だが、それを重圧と思わず成長の糧にしてきた。「役割があるから今の自分がある。やらせてくれて感謝している」。阿井監督も「大変なのは当然。一番勝ちたい気持ちがあるやつがやるべき」…

埼玉大会シード校分析 川越東、大宮西

■Bシード 川越東 高梨、猪岡の左腕二枚看板を軸に守り勝つ野球が身上。スターはいないが、接戦をものにして秋春連続4強入りした。◇攻撃 好機に畳み掛ける集中打が特長。秋と春の県大会では日替わりヒーローが出て躍進を支えた。 キーマンは4番高梨。ミー…