花咲徳栄、甲子園練習で感触確認 切れのある動き披露

 チームは18日午前、甲子園練習に臨み、切れのある動きで、球場の感触を確かめた。

 守備練習では外野手はクッションボールの処理、中継プレーの距離感を入念にチェック。打撃練習では、走者を一塁に置いた状態で、各自が低くて速い打球を意識し打ち返した。エース関口ら投手陣もマウンドに立って投球練習を行った。

 心配された雨にも降られず、岩井監督は「ついているね」とにんまり。4番で捕手の若月も「天気予報を何度もチェックしました。(天気が)もってくれて良かった」と笑顔を見せた。

 2年前に出場した夏の甲子園で、今の新3年生はスタンドで応援した経験がある。それだけに実際にグラウンドの土を踏みしめ、感激もひとしおだった様子だ。主将の根建は「入ってみるとでかかった」。遊撃手楠本は「新鮮。打球が捕りやすかった」。エース関口も「早く試合がしたい」と、気合に満ちた表情で決戦の時を見据える。

 27日の県岐阜商との初戦まで9日。少し間隔が空くが、岩井監督は「この30分間の練習をきっかけにチームの雰囲気も上がっていくと思う」と期待を込めていた。

埼玉新聞