闘志燃やし決戦の地へ 浦和学院、15日関西入り

 15日に関西入りするチームは14日、同校グラウンドで出発前最後の練習を行った。

 午前は各自が課題に取り組み、午後からは走者付きノック、シート打撃など約5時間の全体練習に汗を流した。練習の合間には、道具や荷物をトラックに積み込んだ。

 森監督、富岡部長、山根主将は15日の組み合わせ抽選会に先立って、監督、部長会議、キャプテントーク出席のため、この日に大阪入り。メンバーと帯同選手らは15日朝の新幹線で兵庫に入る。甲子園練習、東洋大姫路(兵庫)鳥羽(京都)ら関西の強豪校との練習試合でチームを仕上げ、22日の開幕に万全を期す。

 いよいよ決戦の地に出発とあって、ナインはいつもにも増して気合の入った表情を見せた。捕手西川は「ワクワクする。『甲子園が始まるんだな』と実感が湧いてきました」と胸を高鳴らせる。右腕山口は「やってやるという気持ちしかない」とリベンジへ、静かに闘志を燃やした。

 二塁のレギュラーとして初めて夢舞台に立つ贄(にえ)は、猛練習の日々を振り返りながら「グラウンドに恩返するためにも日本一になって、ここに戻ってきたい」と、感慨深げに自分の守備位置を眺めていた。

埼玉新聞