徳栄・楠本が打撃好調アピール、関口は制球難反省

 選抜大会開幕まで1カ月を切ったチームは23日、午後1時すぎから約4時間の全体練習を実施。この日から新たなクールに突入し、メニューにシート打撃が組み込まれるなど、本格的な実戦練習が始まった。

 走者付きノック後に行われたシート打撃では関口、小暮、小栗、井上の4投手がレギュラー組相手に登板した。打撃陣は約3カ月ぶりに投手の球を打ったとあって、飛球アウトやタイミングの合わない凡打が見受けられた。

 その中で3番楠本が9打数6安打と最も率を残し、続いて昨秋は不振だった松本、野沢がそれぞれ4安打、3安打と好調をアピールした。

 一方の投手陣では、エースの右腕関口が直球を主体に打者17人を被安打4に抑えたものの、「納得いく球は1球もなかった」と立ち上がりの制球難を反省。登板後、すかさずブルペンへ急行し、低めへの直球を意識して投げ込みを行った。

 岩井監督は「欲を言えば(言いたいことは)たくさんあるが、投打ともにまあまあ」と、シート打撃初日を振り返った。

埼玉新聞