徳栄、精力的に基礎力強化 実戦イメージ、走塁練習

 チームは午後4時すぎから約4時間の練習を実施した。水曜日は週に1度のトレーニング日。選手たちはランニング、ウエート、補強などのトレーニングと内容の濃いメニューを消化した。技術的な練習はしなかったが“野球につながるトレーニング”を意識し、各自が精力的に取り組んだ。

 この日、重点的に取り組んだのが走塁。いかにスピードを落とさず最短距離を走るか。ベースに足を合わせるのではなく、「自分のスピードで走ってきた中にベースがある」(塚原トレーニングコーチ)イメージを体に染み込ませようと、何本も繰り返していた。

 ハイレベルな戦いになる甲子園では、ここぞの走塁が勝敗を分けることも多い。それだけに、二塁手の山本竜は「次の塁を狙っていくのがトクハルの野球。常にスピードを意識していきたい」と意気込んでいた。

埼玉新聞