正智深谷がサヨナラ勝ち 秋季高校野球地区大会
(7日・上尾市民ほか)
南、北部で開幕し、4球場で1回戦計12試合を実施。北部は正智深谷が延長十回、根岸の右前打でシード桶川に2−1でサヨナラ勝ち。鴻巣は進修館に6−5で競り勝った。新人戦優勝の松山は東農大三に6−1で快勝。熊谷西は28得点で四校連合に大勝した。
南部は立教新座が延長十回の末、浦和北を7−4で退けた。与野はいずみとの接戦を4−3で制し、大宮東、市川口のシード勢はともに大勝。
8日は東、南、北部で1回戦計20試合が行われる。
◇教訓実践し好発進 正智深谷
打者は強いゴロを徹底し、投手は四球を出さない―。正智深谷が北部新人戦の初戦で敗れた教訓を生かし、シード桶川にサヨナラ勝ちした。
1−1の延長十回、1死二塁で「低い打球を打つ意識だった」と根岸。強い気持ちで放った一打は二塁手のグラブをはじき右前へのサヨナラ打となった。投げては中田、小林天が1失点リレー。しかも、10回を無四球でバックの好守備を呼び込んだ。エース中田は「きょうの野球は先につながる」と、敗戦を糧につかんだ勝利に誇らしげだ。
(埼玉新聞)