浦和学院、重圧から解放 徐々に本番モードへ

 28日の決勝で聖望学園を4−0で下し、4年ぶり11度目の甲子園出場を決めた浦和学院は優勝から一夜明けた29日、同校で約1時間、調整した。

 県大会メンバーは早朝5時半からグラウンドでランニング、体育館に移動して、サーキットトレーニングで汗を流した。朝食後には、ユニホームやスパイクなどの採寸を行い、徐々に本番モードに突入していきそうだ。

 春夏連続出場への重圧から解放されたとあり、ナインは安堵(あんど)した様子。捕手の林崎は「この仲間とまだ戦えることが、うれしい」。主将の明石も「さすがに昨日は優勝の余韻に浸りました」。ともに充実感たっぷりの表情を見せた。

 投げては3安打完封、打っても3安打1打点と大活躍したエース佐藤は、優勝を報じる本紙の1面を飾った自身を眺めながら、「うれしい。『優勝したんだな』と実感してます」と満面の笑み。だが、「もっと向上心を持ってやりたい」とすぐさま気を引き締めた。森監督も「(甲子園に)出るまでは大変だけど、切符をもらってからはもっと大変。準備を怠らずやりたい」と先を見据えていた。

埼玉新聞