星野、来月から高野連加盟 監督は明徳義塾から

 今年4月、星野に硬式野球部が誕生した。県高校野球連盟への加盟手続きが終わっていなかったため、今夏の埼玉大会は出場しなかったが、1年生ばかり13人の部員は甲子園出場を目指して練習に励んでいる。

 「お願いします!」

 埼玉大会開催中の26日、部員はグラウンドで外野ノックを受けていた。飯野勝監督(47)が球を打ち上げると、部員が砂ぼこりを上げて飛びついた。部員らは技術はもちろん、あいさつや掃除の仕方などを教わる先輩がいない。

 田辺航平主将は「大変だけど、部を作り上げているというやりがいはある」。来月には紫色を基調とした縦じまのユニホームが届く予定だ。

 田辺主将らは今夏、川越初雁球場で夏の大会を観戦し、「仲間とこの舞台に早く立ちたい。打球の飛び方や小技。鍛えないといけないことはたくさんある」と刺激を受けた。

 飯野監督は、この春まで15年間、高知県明徳義塾野球部の監督やコーチなどを務めた。2002年には選手権大会優勝の経験もある。飯野監督は「0からのスタート。時間はかかるが野球の楽しさや怖さを教えたい」と意欲を見せた。

朝日新聞埼玉版)