埼玉栄、完封勝ち 南稜は惜敗 春季関東高校野球

 埼玉で開催されている第64回春季関東高校野球大会は20日、県営大宮、市営大宮、上尾市民の3球場で2回戦計8試合を行い、埼玉県勢は県大会準優勝の埼玉栄が、専大松戸(千葉)に5−0で完封勝ちし、準々決勝進出を決めた。同優勝で初出場の南稜は、選抜大会16強の作新学院(栃木)に2−4で惜敗した。

 埼玉栄は投打で圧倒。一回1死二塁から浜崎の二塁打、坂本の中前打で2点を先制すると、二回には本間の適時打などで2点、三回にも1点を追加した。投げても先発本間から板橋、芝崎とつなぐ完封リレー。バックも堅守でもり立てた。

 南稜は0−4の六回に1点。八回にも富士登の適時内野安打で2点差まで迫った。ただ、九回の1死一、三塁を生かせず、5盗塁を奪うなど随所に見せ場をつくったものの最後は拙攻が響いた。

 第3日の21日、埼玉栄は10年ぶりの4強入りを懸け、横浜隼人(神奈川)と対戦する(12時30分・市営大宮)。

埼玉新聞