21世紀枠、県推薦校に昌平 抜群の安定感評価
県高野連と毎日新聞さいたま支局は16日、来春の第84回選抜高校野球大会(日本高野連、毎日新聞社主催)に向けた「21世紀枠」の県推薦校に、昌平高校(杉戸町、城川雅士校長)を選出した。同校の推薦は初めて。
79年創立で、同年創部の野球部には54人が所属する。秋の県大会では左腕・広橋希投手(2年)が活躍し8強入りを果たしたが、準々決勝の春日部共栄戦で、惜しくもサヨナラ負けした。
県高野連は推薦理由について、秋の県大会で6試合を2失点に抑えた点に触れ「抜群の安定感。県内屈指の左腕投手を中心にチームワークも良く、強豪校とも互角に戦える」と説明。
さらに、同校が専用グランドを持たず隣町の公共施設を借りながら練習していることや、学校の方針で朝練習を行っていない中で、毎年好チームを育成していることを高く評価した。
塚本公二監督は「選ばれて光栄。競り負けないチームを作っていく」と語った。
21世紀枠では全国の推薦校から、センバツに出場する3校が、来年1月下旬の選考委員会で選ばれる。
(毎日新聞埼玉版)