東洋大・藤岡がプロ野球志望届 県勢高校生は3人

 全日本大学野球連盟と日本高校野球連盟は13日、プロ入りを希望する選手に義務付けた「プロ野球志望届」の提出を締め切り、同日午後5時の時点で161人(大学74人、高校87人)が届け出たと発表した。締め切り時点の人数は2年連続の減少。未提出の選手は27日のドラフト会議で指名を受けられない。

 大学生は最速157キロの本格派右腕、東海大菅野智之が提出した。巨人の原辰徳監督のおいで、巨人は昨年12月に異例の早さで1位指名を決めている。

 大学ナンバーワン左腕と評価される東洋大藤岡貴裕や明大のエース野村祐輔も届け出た。ロッテが藤岡、広島が野村の1位指名を表明している。大学日本代表の主砲を務めた慶大の外野手、伊藤隼太や近大の変則左腕の中後悠平らも出した。

 高校生では金沢(石川)の釜田佳直唐津商(佐賀)の北方悠誠と150キロを超す両右腕が提出。大型左腕の英明(香川)の松本竜也、スプリットボールが持ち味の聖光学院(福島)の歳内宏明、野手では甲子園出場経験がないものの1位候補の遊撃手、高橋周平(山梨・東海大甲府)も出した。

 県勢の高校生は、今夏の埼玉大会で5回戦まで進み、打率4割7分を残した右の好打者、菅原健人外野手(南稜)のほか、松山雄大捕手(志木)四ツ谷良輔投手(深谷商)の計3人が提出した。

埼玉新聞

プロ野球志望届提出者一覧

高校生(日本高校野球連盟)
大学生(全日本大学野球連盟)