投手そろう浦学優位か 秋季高校野球決勝見どころ

 昨年の関東大会を制し選抜大会に進んだ浦和学院か、それとも今夏の甲子園に出場した花咲徳栄か。文字通りの頂上決戦は、投手陣に駒がそろう浦和学院が優位と見る。

 浦和学院は全4試合、花咲徳栄も3試合で2桁安打と、ともに打撃が好調。浦和学院は走者をためて、準決勝で逆転サヨナラ本塁打を放った3番佐藤、3安打2打点の6番石橋に託したい。花咲徳栄は、準決勝では12安打12得点と打線につながりが出てきた。上位から下位まで満遍なく打っている印象だ。

 浦和学院の先発は、準決勝で2回を持たずに降板した右腕涌本と予想。花咲徳栄が左打者5人をそろえるだけに左横の渡辺もありそう。花咲徳栄は、4試合を一人で投げ抜いているエース上田の疲労を考慮し、右横の高橋や左の小栗を先発させる可能性もある。

埼玉新聞