岩手・高田高野球部支援へ 花咲徳栄がバットなど寄贈

 東日本大震災で校舎が3階まで津波につかるなどの被害を受けた岩手県立高田高校(陸前高田市)の野球部を応援しようと、加須市花咲徳栄高校野球部が同部にバット38本やボール120個、義援金を贈った。

 花咲徳栄野球部の村上直心(なおし)コーチ(35)が、高田高校の佐々木明志監督の教え子だった縁で、両部は数年前から練習試合などで交流してきた。震災後の5月27日、村上コーチや広岡翔太主将、大塚健太朗副主将ら5人が、高田高校が間借りしている同県大船渡市の旧農業高校の校舎を訪れ、部員らにバットなどを手渡した。村上コーチは「練習着の確保さえ難しい中で前向きに野球をやろうという姿勢に、私たちの方が勇気をもらった」と話した。

毎日新聞埼玉版)