上尾、川越東に快勝 春季高校野球県大会

(24日・上尾市民ほか)

 第2日は1、2回戦の計8試合が行われ、1回戦では上尾が川越東に7−2で快勝。聖望学園は越谷西に3−2で競り勝った。越谷北は深谷一を5−2で下し、立教新座庄和にコールド勝ちした。

 2回戦では、所沢北が延長十回に入江のスクイズで、浦和北に3−2でサヨナラ勝ち。市川越が所沢商を6−2で退けたほか、大宮東、花咲徳栄は大勝し、3回戦に進出した。

 第3日は県営大宮など4球場で2回戦8試合が行われる。

◇勝機逃さず4得点

 越谷北は宮監督が「少ないチャンスで点を取って、投手を中心に3点以内に抑える」と言う通りの内容で深谷一を退けた。同点の四回に敵失で勝ち越し、なおも2死一、三塁で1番依田が左中間に2点適時打。「何としても追加点が欲しかった」と一挙4得点を奪った。

 投げては2年生エース小松と松村の継投で合計10四球を出しながら粘り強く抑えた。東部地区大会では2試合を完投した小松は「エースとして先輩に頼らず頑張りたい」と、夏のシード権が懸かる次戦に目標を定めた。

◇狙い通りの先制パンチ

 前日の23日に五回途中で降雨ノーゲームとなった一戦は上尾が川越東に快勝した。前日は追いかける展開だったが、この日は一回に3点を先制。高野監督は「力がないので勢いでいくしかない」と狙い通りに先攻を取り、先制攻撃で主導権を握った。

 先発は前日に投げたエース三宅ではなく、故障で出遅れた伊藤。三宅も五回から救援し0点に封じた。伊藤は「行けるところまで全力で行った」。三宅は「伊藤の頑張りを無駄にしたくない」と両左腕を中心にチームが結束し、リードを守った。

埼玉新聞

■1回戦
上尾
320000002=7
002000000=2
川越東
【上】伊藤、三宅−河合
【川】永井、伊藤、二羽、武村、永井−中村、上田
本塁打 角野(川)
三塁打 伊藤(上)
二塁打 中村、角野(川)

庄和
00000=0
2206x=10
立教新座
(5回コールド)
【庄】平、舘市−角田
【立】小寺、藤本−龍造寺
三塁打 清水、新城(立)

越谷西
100000010=2
00201000x=3
聖望学園
【越】益子、野本、川辺−吉岡
【聖】竹ノ谷、島沢、滝瀬−鹿島
三塁打 坂口(越)

深谷
010010000=2
10040000x=5
越谷北
【深】渡辺−高橋
【越】小松、松村−笠原
三塁打 高木(深)
二塁打 斎藤(深)依田、倉持(越)

■2回戦
浦和北
0002000000 =2
0010000011x=3
所沢北
(延長10回)
【浦】水田−鎌田
【所】原、羽田−中沢
二塁打 原(所)

大宮東
402000003=9
000000020=2
狭山経済
【大】吉嶺、佐藤−西畑
【狭】黒木、吉田、清水−湯村
本塁打 今川、福田(大)
三塁打 吉嶺、西畑(大)本木(狭)
二塁打 松本、福田、渡辺2(大)小林(狭)

市川越
202000200=6
010010000=2
所沢商
【市】大岩根−冨岡
【所】仲−吉田
三塁打 野瀬(市)山下(所)
二塁打 野瀬(市)

所沢中央
0000000 =0
2002111x=7
花咲徳栄
(7回コールド)
【所】墨、田中−桜井
【花】北川−白石
本塁打 大塚2(花)
二塁打 金子、長尾(花)