松山、シードに快勝 春季高校野球地区大会

(17日・所沢ほか)

 東、西、北部で代表決定戦8試合が行われ、北部は松山が、エース野沢が被安打2の好投をしシード正智深谷に8−0で七回コールド勝ち。東農大三成徳大深谷に2−1で競り勝った。

 西部は狭山経済がシード川越工に延長十回の末、3−2でサヨナラ勝ち。所沢中央は快勝し、シードの所沢北、聖望学園も県大会進出を決めた。東部は花咲徳栄、昌平のシード勢がともに圧勝した。

 18日は北部で代表決定戦2試合が行われ、県大会に出場する39校が出そろう。

◇投打かみ合い圧勝 所沢北

 投打がかみ合った西部G組の所沢北が、所沢西を寄せ付けなかった。

 「こんなに点が入ってびっくり」と中野監督も驚く一回の一挙6点で勝負あり。相手のミスに乗じて無安打で先制すると、2死満塁から7番田中が「打てる自信があった」と走者一掃の三塁打。その後も勢いは止まらず二回までに9得点した。

 十分すぎる援護にエース原も乗る。切れのある直球とスライダーで7回を13奪三振の快投。原は「内角に直球を投げきれて良かった」と笑顔で拳を握った。

◇エース滝瀬が好リリーフ 聖望学園

 西部H組の聖望学園は1回戦の16−9と大味な試合から一転、エースの好リリーフで西武文理との接戦を制した。

 1−1の四回から登板した滝瀬。いきなり三塁打を浴び、前回8失点の悪夢がよみがえったが「バックを信頼していた」と打たせて取る投球でピンチを脱すると、その後も要所を締めた。

 好機をなかなか生かせなかった打線も七回2死一塁から5番村田の二塁打で決勝点。試合運びが安定しないのは課題だが、エースの復調は県大会に向けて大きな収穫となった。

埼玉新聞

【東部】
■I組代表決定戦
宮代
00000=0
3008x=11
花咲徳栄
(5回コールド)
【宮】橋本−新井
【花】上田、日野−白石
二塁打 山崎、白石、新井、広瀬(花)

■J組代表決定戦
草加
00000000 =0
10030111x=7
昌平
(8回コールド)
【草】本間−大西
【昌】広橋、斉藤−梶原
三塁打 岡田(昌)
二塁打 本間(草)正木、岩立2、広橋(昌)

【西部】
■F組代表決定戦
川越工
0000002000 =2
0001001001x=3
狭山経済
(延長10回)
【川】根岸−西田
【狭】池田、清水、吉田、黒木−湯村
二塁打 池田、山崎(狭)

■G組代表決定戦
所沢西
0000000=0
630000x=9
所沢北
(7回コールド)
【西】大久保、関口俊−上野
【北】原−中沢
三塁打 田中(西)
二塁打 山崎(西)

■H組代表決定戦
西武文理
001000000=1
00100010x=2
聖望学園
【西】河村、遠藤−矢島
【聖】島沢、滝瀬−鹿島
三塁打 堀越(西)
二塁打 清水(西)金子、村田(聖)

■I組代表決定戦
狭山工
001100100=3
10020022x=7
所沢中央
【狭】小林、鯉沼−飯塚
【所】墨−桜井
三塁打 大瀬(所)
二塁打 墨(所)

【北部】
■F組代表決定戦
正智深谷
0000000=0
030302x=8
松山
(7回コールド)
【正】野村、芦沢−高橋
【松】野沢−渡辺
三塁打 笹川2(松)
二塁打 泉、金子章、野沢、石原(松)

■G組代表決定戦
成徳大深谷
000001000=1
00001100x=2
東農大三
【成】牧野、田沼−森谷
【東】石山−野坂
二塁打 和田(東)