南部で開幕 春季高校野球地区大会

(9日・川口市営)

 4地区の先陣を切って南部が開幕し、1回戦3試合が行われた。

 昨夏16強でA組の南稜は和光に8−5で逆転勝ち。昨秋8強の朝霞は19安打を放ち、開智に18−6で五回コールド勝ちした。B組の立教新座は浦和商に11−1で五回コールド勝ちを収めた。

 10日は試合がなく、11日は南部の3球場で計7試合が行われる。

◇雪辱へ「挑戦者の春」

 A組の南稜は和光に4点を先行されたが、こつこつ加点して逆転勝ち。遠山監督は「どんな形でも勝てたのは良かった」と一息ついた。4−4の四回に菅原、竹原の連打で2点を勝ち越し。七回には「たまたま内角を振り切ったら入った」という玉森の公式戦初本塁打などでリードを広げた。

 昨夏16強の主力が8人残りながら、秋は地区1回戦で朝霞に敗れた。今度は代表決定戦で再びぶつかるが菅原は「秋は勝てるだろうとなめていた。春は挑戦者の気持ちです」と話した。

埼玉新聞

【南部】
■A組1回戦
開智
30300=6
4725x=18
朝霞
(5回コールド)
【開】平川、三瓶、奥原、平川−田嶋
【朝】小峰、中野−桜井
本塁打 川島(開)中山(朝)
三塁打 中山(朝)
二塁打 川島(開)山中2、星野、桜井(朝)

和光
310010000=5
02220020x=8
南稜
【和】常田、渡辺稔−高田
【南】武藤−野川
本塁打 玉森(南)
三塁打 津田(和)亀岡(南)
二塁打 山崎、菅原、玉森(南)

■B組1回戦
浦和商
00010 =1
31007x=11
立教新座
(5回コールド)
【浦】小川−古川
【立】小寺−龍造寺
三塁打 太田、清水(立)
二塁打 浜千代(立)