第83回センバツ:21世紀枠、慶応志木を推薦 県高野連

◇学業との両立努力

 県高野連毎日新聞さいたま支局は22日、来春開催される第83回選抜高校野球大会(日本高野連毎日新聞社主催)の「21世紀枠」県推薦校に慶応志木志木市、下村裕校長)を選出したと発表した。同校の推薦は初めて。

 慶応志木は1948年創立の男子校で生徒数771人。野球部は49年に創部され、現在は40人が所属している。「練習ハ不可能ヲ可能ニス」をモットーとし、少ない好機を得点に結びつける粘りの野球で、秋季県大会でベスト8に進んだ。

 県高野連は推薦理由として▽学業と部活動の両立を目指して努力している▽「計画・実行・確認」というプロセスを考えながら練習の意識を高めている−−などを挙げた。

 柴田康男監督は「代々の先輩たちの努力が評価され勇気をもらった。驚きや喜びと共に名誉と責任を感じている。明るさと元気を武器に甲子園で戦えるチームを作っていきたい」と語った。

 12月中旬に東京・関東地区の推薦校は1校に絞られ、さらに来年1月28日の選考委員会で、21世紀枠としてセンバツに出場する3校が決定する。

毎日新聞埼玉版)