朝霞、逆転で8強 秋季高校野球県大会

(30日・上尾市民)

 第5日は引き分け再試合となった3回戦1試合が行われ、朝霞が所沢北を7−6で下し、6年ぶりの準々決勝に進出。ベスト8が出そろった。

 朝霞は4−5の八回、群司の適時三塁打で同点とすると、田頭の内野ゴロが敵失を誘って勝ち越し。星野が決勝点となる適時打を放った。投げては三回からリリーフした大川が粘り強く7回を2失点に封じた。

 第6日は1日、県営大宮と市営大宮で準々決勝4試合が行われ、ベスト4が決まる。

◇粘り強く激闘制す

 延長十五回規定後、秋季県大会では史上2試合目の引き分け再試合で、朝霞が2戦合計5時間46分の死闘を制し、所沢北を1点差で振り切った。3度目の再試合を戦った宮川監督は「力のない子たちがよくやった。いやあ、ベスト8か」と余韻に浸った。

 七回に鯨井の適時三塁打などで2得点し同点。直後に勝ち越されたが、八回に群司の適時三塁打などで3点を奪って逆転した。群司は「みんなであきらめずやった結果」と胸を張る。投げてはエース大川が三回から救援。「1番をつけているからには抑えなければ」と7回を2失点で切り抜け、味方の反撃を呼んだ。

 準々決勝は第1シード春日部共栄と当たる。主将の鯨井は「力は相手が上。接戦を制した勢いで挑戦したい」と再び粘り合いに持ち込む構えだ。

■3回戦
上尾市民】
朝霞
001001230|7
040000110|6
所沢北
(朝)中野、大川−桜井
(所)羽田、原、羽田−中沢
三塁打 鯨井、群司(朝)
二塁打 入江(所)

埼玉新聞