熱戦間近 高校野球選手権埼玉大会、7月9日に開幕

 県高校野球連盟と朝日新聞社は7日、第92回全国高校野球選手権埼玉大会(朝日新聞社、県高野連主催)の運営委員会を開き、大会日程を7月9日〜28日と決めた。雨天順延。開会式は7月9日午前11時、決勝は28日正午から、いずれも県営大宮球場である。

 幸手商、吉川、鶴ケ島清風、越生が部員不足などの理由で出場を見送った。出場予定は159校。

 組み合わせ抽選会は16日午前11時から、さいたま市大宮区の市民会館おおみやで開かれる。花咲徳栄浦和学院など、春季県大会で16強以上の成績を収めたチームはシードされ、2回戦から出場する。

 優勝校は8月7日から兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開かれる全国選手権大会に出場する。

 埼玉大会の使用球場は、県営大宮▽市営大宮▽上尾市民▽市営浦和▽川越初雁▽熊谷公園▽越谷市民▽朝霞市営▽岩槻川通▽川口市営▽所沢航空の11球場。

 開会式当日は入場無料。ほかの試合日は一般500円、中高生200円。小学生以下、引率者がいる少年野球・中学生チーム、障害者とその介添え者1人は無料。

 運営委員会では、部員間のいじめや暴力、監督による暴力で、日本学生野球協会から対外試合禁止1カ月などの処分を受けた加盟校が相次いだことについて、松田敏男県高野連会長が「学生野球は友情、連帯、フェアプレーの精神を理念とする」と注意喚起した。

 松田会長は「一切の暴力を排除し、いかなる形の差別をも認めないという日本学生野球憲章の基本原理にのっとるべきだ」とし、同じことが起こらないよう、各校野球部監督らが務める運営委の役員たちに要請した。

朝日新聞埼玉版)