相手攻略に余念なし あす敦賀気比と対戦

 3日ぶりの屋外練習となったチームは26日、兵庫県の伊丹スポーツセンターで、午前11時から約2時間の調整を行った。

 ウォーミングアップの後は走塁練習を実施。シートノックでは佐藤や大塚などが、久しぶりの土のグラウンドの感触を確かめながら、丁寧にゴロをさばいていた。

 ノックの後は2ヵ所に分かれてフリー打撃。左の打撃投手、右のカーブマシンを打ち込んだ。投手陣はノースローで調整した。全体練習後は全員が軽めのランニングでクールダウンを行った。

 宿舎では選抜高校野球大会の試合をビデオで見ながらミーティング。この日登板した興南(沖縄)の島袋など、好投手の攻略法を話し合った。

 岩井監督は「うちのようなチームは、相手投手をどう攻略するかが最大の鍵だから」と狙いを説明。野球勘を磨くための時間であることを強調していた。

◇久々の屋外で守備勘戻らず

 3日ぶりに屋外での練習となったこの日。守備の要の佐藤は、内野ノックで本来の動きがなかなかできなかった。「久しぶりに外で練習したので、特に送球などは体が動かないところがあった」と不満そうな表情を浮かべた。

 21日の嘉手納(沖縄)戦では好守を連発。甲子園で初めてさばいた打球は緊張からひじを下げての送球となったが、その後はらしさを発揮した。2回戦への心構えは万全だ。「明日はしっかりと体の切れを取り戻す」と笑顔を取り戻していた。

埼玉新聞